いま憲法9条が生きる時代です

世界が変わり始めています

 いまアメリカの裏庭と呼ばれた中南米諸国が自主的な国づくりをはじめ、アメリカ大統領として初めて原爆投下の責任にふれ、「核兵器のない世界」をめざすと公言するなど大きな変化が起きています。

軍事同盟より平和の共同体が世界の流れ

 03年、世界の諸国政府と国民の強い反対を無視してアメリカがはじめたイラク戦争。大義なき侵略戦争は失敗し、ついに完全撤退することになりました。

 もはや世界は、大国が武力でとりしきれるような時代ではありません。

 世界には、いま平和の共同体が大きくひろがっています。

 紛争の平和解決、武力行使の禁止をうたう東南アジア友好協力条約は、世界人口の57%の地域にまで拡大。ヨーロッパ連合(EU)、アメリカも参加を検討しています。

 長らく“アメリカの裏庭”とよばれた中南米で、巨大な変化が大陸をおおっています。

 08年12月に、創設がきめられた中南米・カリブ海諸国機構には、アメリカとカナダをのぞく33の国が参加。アメリカいいなりからぬけだし、自主的な国づくりがはじまっています。

核兵器廃絶へ

 広島と長崎に投下された原子爆弾は、100万度をこえる火球となり、強烈な熱線と放射線、秒速数百メートルの爆風で、街も人も一瞬のうちに焼きはらいました。

 ノーモア・ヒロシマ、ナガサキ─これは、私たち日本国民の悲願です。

 「原子爆弾の出現」は「文明が戦争を抹殺しなければ、やがて戦争が文明を抹殺する」危険を増大させている。だから、戦争放棄をきめた9条に「重大な積極的意義」がある─1946年、当時の日本政府が発行した『新憲法の解説』は、こうのべています。

日本共産党志位委員長がオバマ大統領に書簡

 「核を持つ国として、そして核兵器を使用したことがある唯一の国として、米国には道義的な責任がある」─オバマ米大統領は、歴代大統領ではじめて原爆投下に関する責任にふれ、「核兵器のない世界」をめざすことを公式に言明しました。

 日本共産党の志位和夫委員長は、オバマ演説を歴史的意義をもつものとして歓迎し、大統領あての手紙をアメリカ大使に手わたしました。

 手紙は、オバマ大統領に核兵器廃絶の国際条約をむすぶために、積極的なイニシアチブを発揮することを強くもとめています。

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