東大阪市全体で31クラス減 大阪府35人学級廃止で

八戸ノ里東小・弥刀小・長瀬北小各1クラス 弥刀東小2クラス減に…

 大阪府は、財政再建プログラム試案で小学校1・2年生の35人学級廃止、学校警備員の廃止、私学助成の削減などを打ち出しています。

 東大阪市では35人学級が打ち切られたら、どうなるか?調べてみました。

35人学級廃止によるクラス数の影響
  1年生 2年生
現在 廃止後 現在 廃止後
八戸ノ里東小学校 2クラス 2クラス 3クラス 2クラス
上小阪小学校 3クラス 3クラス 3クラス 3クラス
弥刀小学校 3クラス 2クラス 2クラス 2クラス
弥刀東小学校 3クラス 2クラス 3クラス 2クラス
長瀬北小学校 2クラス 1クラス 2クラス 2クラス
※今年の1・2年生で仮定した場合

 大阪府の財政再建プログラム試案で35人学級廃止が打ち出され、それを今年の場合にあてはめると、東大阪全体では、合計31クラス減ることになることが明らかになりました。

 弥刀東小学校で1・2年生ともに1クラスの計2クラス減、弥刀小学校で1年生で1クラス減。八戸ノ里東小学校2年生で1クラス減、長瀬北小学校1年生で1クラス減、そして、上小阪小学校では変化なしの試算が出ています。

 35人学級は、「ゆきとどいた教育をしてほしい」という父母の強い願いのもと、大阪府が昨年度から実施しているものです。

 小学校4年生の子どもをもつあるお母さんは「子どもが『先生はぼくのことをちゃんと見てくれてる。わからんことも教えてもらえる』と安心して勉強に取り組める環境をつくることが保護者や学校の役目」とおっしゃっています。

 実際に実施されての効果について「子どもが落ち着いて勉強するようになった」「生徒一人ひとりに寄り添える」などと学校の現場の先生からも意見が出され、父母からも喜ばれているものです。

 また学校に不審者が侵入し、子どもたちに危害が加えられることのないよう配置されてきた学校警備員についても、廃止が打ち出されています。

 こうした大阪府の動きに対して、いま大阪府PTA協議会などが「小学校1・2年生での35人学級と学校警備員の存続を求める署名」を推進するなど、運動が強まっています。

 多くの皆さんが、子どもたちの笑顔があふれる学校にしていくためにも声をあげていきましょう。

私立高校授業料軽減助成削減で7万円値上げも

 授業料軽減の助成は、かつては全員が対象でしたが、所得制限が設けられ、約半数が対象となりました。

 今回の大阪府の案では4人家族で年収288万円以下の世帯で7万円もの値上げ。年収430万円以下の世帯で9万円も値上げとなります。

 これでは、私学には入れない、途中で高校をあきらめざるを得ない生徒を増やすことにつながるのではないでしょうか?

 子どもたちの教育を守って欲しい!この願いを橋下知事に届けていきましょう!

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