就学援助・保育所整備予算削減…同和予算復活の野田市政予算案
24日、本会議代表質問で日本共産党は、野田市政の福祉と教育を切り捨てる姿勢をただしました。
冒頭、野田市政の予算案は
- 上下水道料金福祉減免予算削減
- 就学援助費削減
- 保育所整備削減
- 公立幼稚園つぶしともいえる幼稚園課題審議会設置予算
―などを盛り込んでいると批判しました。
国保値上げ 4人世帯400万円所得で国保介護で68万円の負担…撤回せよ！
国民健康保険料の最高限度額を6万円引き上げについて、国保と介護含めて、68万円の最高額になる世帯が、4人世帯で400万円、5人世帯では370万円の所得以上で、市民に理解が得られない負担増は撤回せよと迫りました。さらに滞納を理由に保険証を取り上げられ手遅れで死亡した東大阪市の実態を放映したテレビ番組を紹介し、「保険証の取り上げはやめる」よう主張。
後期高齢者医療制度 市独自の支援策を！保険証取り上げするな！
4月実施の後期高齢者医療制度について、高齢者を「いずれ死を迎える」などとして、医療にお金をかけないようにしていることを批判。広域連合に減免制度をつくるよう求めるとともに、市独自の減免や、保険証を取り上げないよう求めました。
高齢者・障害者に市民税減免を！
さらに、高齢者のあいつぐ負担増と難病患者の厳しい生活をふまえ、負担軽減を求めました。
くらし切り捨て負担増予算
- 就学援助1539万円減
- 民間社会福祉施設運営補助金40万円減
- 生活保護世帯の上下水道料金減免2570万円減
- 99歳敬老祝い金ダイヤモンド婚記念品160万円減
- 保育所整備1千万円減
- 幼稚園課題審議会を設置し、公立幼稚園統廃合や保育料の値上げ検討
- 老人会などが使う福祉バス利用料1万円に倍増
この背景に、野田市長の「コストを2割削り、サービスを3割上げる」との方針があり、結局、子ども、高齢者、障害者への支援の切り捨てと批判し、制度改悪中止を求めました。
同和行政の継続と復活の野田市政
旧同和施設の職員、旧同和校などで398名。これは人口67000人の四条畷市の職員数に匹敵。
過剰な職員配置と旧同和校の他校にない加配を改めるよう求めました。また荒本地域の旧同和関連施設の警備業務について、特定の業者に随意契約し、3300万円。この委託費を大幅削減せよと迫りました。上下水道局庁舎建設中止し、水道局を本庁舎に入れるべきと求めました。そしてコミュニティバスの検討委員会をつくるよう求めました。
苦しい暮らしに背を向ける野田市政
国保の値上げは「引き上げざるを得ない」とし、国保・高齢者の市税・難病患者の市税減免については、困難と答弁するなど市民の苦しい生活に背を向けました。
旧同和施設の警備を随意契約で特定業者に委託していることについて、「地域事情に精通する警備員を雇用している業者に委託」しているとひらきなおりました。
日本共産党 パート女性の低賃金・無権利の改善へ奮闘！
増え続けるパートや派遣という働き方…一方的な解雇、同じ仕事なのに格差があって低賃金。しかも地域ごとに決められている最低賃金より低いことも。こんな不当な扱いを放置していいのか…。
差別は許せません。違法な解雇・雇い止めの規制、最低賃金の引き上げと差別・格差の是正、均等待遇の実現を求めてきました。
07年のパート法見直しの国会審議では、ごく一部のパート労働者しか差別が禁止されない政府案の問題を指摘し、すべてのパート・有期労働者の「均等待遇」を明記し、差別的取り扱いを禁止する修正案を提案しました。