人間使い捨ての「派遣労働」は規制を!

派遣労働者の正社員化と均等待遇を!

 この間、上原けんさくは「派遣」で働く人たちの実態を聞き取り調査しました。

 日本共産党は、人間を使い捨てにする「派遣」を厳しく規制し、派遣労働者の正社員化と均等待遇を実現するために力をあわせようと呼びかけています。

二重派遣、偽装請負の疑い

 先日、私はわずかな年金で暮らす両親を支えながら働いてきた45歳のある男性から、お話をうかがいました。

 東大阪市内に住みながら、奈良県のある派遣会社に就職。彼はそこから別の派遣会社に派遣され、そこからまた大阪ガスグループの会社に派遣され、検針業務を行っていました。二重派遣に偽装請負の疑いもあります。

理由なく上下する賃金に人間の尊厳踏みにじられる

 働き始めた30代の当初、最高で29万円ほどだった賃金が、働き始めて1年間の間に15万円前後にまで下がり、また上がっては下がり、毎月毎月受け取る賃金が代わり、やめる前には12万円前後になり、賃金明細も発行されず、「なぜ、いつもと同じように働いているのに、給料が上がったり下がったりするのか」「自分のどこが悪いのか」と疑問を抱きながら働いていました。このように、人間の尊厳をも踏みにじられるような働かされ方をするなか、彼は胃腸炎など6つの内臓疾患、さらにうつ病と診断され、とうとう働けなくなりました。

派遣はなくしてほしい

 私が話をうかがっているなかで、終始小さな声で語っている彼はさいごに「派遣はなくしてほしいです。自分の経験がその役に立つなら…告発してください」と訴えました。

派遣社員の賃金は物品費

 これが派遣の一つの実態です。派遣社員の賃金は会社にとって人件費として計上されていません。物品費として扱われ、まさにこのように、人間をモノ扱いにする。人間がぼろ雑巾のように使われているのが実態ではありませんか。

なぜ派遣が広がったか?

 財界の圧力により、労働者派遣法が改悪され、1999年に派遣対象業務を原則自由化したことが市民の多くを、派遣地獄に追いやっています。

日本共産党の労働者派遣法改正要求

  • 《1》雇用の原則は直接・常時雇用であり、間接雇用である労働者派遣は、臨時的・一時的業務に制限します。常用型派遣を基本とし、登録型派遣は例外としてきびしく規制します
  • 《2》派遣期間をこえた場合や違法行為があった場合、派遣先が直接雇用したものとみなし、派遣労働者を正社員にします
  • 《3》派遣労働者に均等待遇を実現し、年次有給休暇や社会保障などの権利を保障します
  • 《4》派遣元・派遣先企業の責任を強化します
  • 《5》違法行為に対する労働者の申告権を保障し、告発・是正を求めたことを理由とする不利益とりあつかいを禁止します

派遣地獄…ワーキングプア…

休みが取れない、給料が意味なく引かれる、セクハラ…

ご相談ください 上原けんさくまで携帯電話(090-5240-2107)かメールにて

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