ガソリン代もマヨネーズも上がってる

なんでそんなに値上げやのん…???

 小麦も上がった。マヨネーズもやで…石油、金属、穀物などの国際価格が高騰し、その影響が国民生活を直撃しています。

 いったい、なんでそんなに値上げやのん??

A. 一番の原因は投機

 何もかも値上げで大変です。いくつもの要因が考えられますが、一番の要因は投機です。目先のもうけをひたすら追う投機マネーが、先行きの値上がりまたは値下がりを見込んだ売買を繰り返すことで、人々に不可欠な物資の価格がつり上げられています。

 世界で一日に必要な原油は約8500万バレルとされます。しかし、毎日、その何倍もが売買されています。ニューヨーク商業取引所で原油が史上初の1バレル=100ドルの値をつけた2日、同取引所の西テキサス産中質原油(WTI)2月物だけで約2億バレルも売買されました。

 世界の外国為替取引は貿易総額の約100倍にもなります。2006年の世界の貿易総額は11兆8742億ドル(約1413兆円)でした。一方、外為取引は07年4月時点で、一日平均3兆2100億ドル(約369兆円)の規模に達しています。

 このように、世界で現在、実際の必要をはるかに超える量のモノとカネが売買されています。その多くが、売買の差額を手にしようとする投機によるものなのです。

後期高齢者医療 Q&A Q. 窓口負担は増えるん?

A. 75歳以上の窓口負担は今年4月以降も変わりません(一般で1割負担)。ただし、70歳以上の一定以上の所得のある「現役並み所得者」(単身で年収383万円以上、夫婦2人で520万円以上の世帯)については、すでに一昨年10月から3割負担に引き上げられています。

 大きく変更されるのは、70〜74歳の高齢者の負担です。

  1. 窓口負担を1割から2割へ引き上げる
  2. 1カ月あたりの患者負担の上限(自己負担限度額)を引き上げる

―というものです。参院選挙で惨敗した与党は、これらの負担増の「一年凍結」と言っています。

 しかし、これは負担増をわずか一年間だけ先送りするだけです。09年4月からは高齢者に負担がのしかかることに変わりありません。

 窓口負担と合わせて、実施される予定の上限額引き上げも影響が深刻です。自己負担の上限は所得によって、「現役並み」「一般」「低所得(住民税非課税)」に分かれていますが、今回引き上げを予定している対象は「一般」の高齢者です。

 通院の限度額を月1万2千円から2万4600円へ、入院の限度額を月4万4400円から6万2100円へ、それぞれ引き上げることにしています。

 例えば通院で月2万円の窓口負担をしてきた人は、現在8千円は負担しなくてもよい仕組みでしたが、上限が引き上げられると、8千円が自己負担になります。

 高齢者の負担を重くするばかりの制度改悪は「凍結」でなく、撤回・中止しかありません。

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