東大阪市議会第1回臨時議会 議会運営に民意を反映

各派代表者会議に2名会派も参加へ

日本共産党から17年ぶり副議長に うち海公仁団長

 9月23日投票で行われた市議選以来、初めての東大阪市議会が14日開会されました。

 議長、副議長選挙が行われ、その後、各派の代表者会議も開かれ、議会運営のルールも改められ、一定の民意が反映されることとなりました。

うち海公仁団長が副議長に

うち海団長の写真

副議長就任のあいさつをする、うち海団長

 東大阪市議会は14日、本会議を開き、議長に浅川健造議員、副議長にうち海公仁議員など役員を選出しました。日本共産党議員の副議長就任は、90年以来、17年ぶりです。

民意を反映した役員選出を

 日本共産党は、民意を反映した議員役員の構成にすることと、議会運営を民主的にすすめることを一貫して主張。12日には各会派に「民意を反映した議会役員選出と運営の民主化を求める申し入れ」を行いました。

民意の反映にも民主化にも反対、自民・公明

 自民党と公明党は、日本共産党の申し入れを拒否。正副議長を公明党と自民党で独占する意向を示しました。また、日本共産党は「少数会派にも議会運営に参加できるように」「2人でも議会運営委員会に出席できるように」と主張していましたが、自民党は「5人以上の会派に限る」との主張をするなど非民主的な態度をとりました。

賛意を表明した会派と共同

 公明党、自民党以外の会派の18名は、日本共産党の申し入れに賛意を表明。日本共産党は、民意を反映した構成と民主的運営に賛成する会派の議員と共同し、議長に浅川議員、副議長にうち海議員を選出しました。

議会のムチャは許さない 良識ある選挙結果が反映

 今回の結果は、先の市議選で日本共産党が4議席から9議席に躍進し、市長選挙でも長尾候補が敗れたとはいえ、前回票を1万8千票伸ばす7万余票獲得するなど、これまで横暴な議会運営を強行してきた公明党、自民党に厳しい審判が下されたことが色濃く反映しています。今後、良識ある議会への民主化が期待されています。

2人会派からも代表者会議に出席が確認

 議会運営において、日本共産党は「少数会派の声も反映するよう2人の会派でも議会運営委員会や代表者会議に出席できるように」と主張。

 自民、公明は「3人以上の会派に限る」と主張しましたが、議論の結果、2人以上の会派から、代表者会議に出席できることが確認されました。

日本共産党東大阪市会議員団体制

団長
うち海 公仁
副団長
秋月 秀夫
幹事長
浜 正幸

後期高齢者医療 Q&A Q. どんな制度なん?

A. 政府は65歳以上を高齢者としています。このうち65〜74歳を「前期高齢者」、75歳以上を「後期高齢者」と呼んでいます。

 この「後期高齢者」の全員(約1300万人)を対象にしたのが、問題になっている新しい医療保険制度です。現在、75歳以上の人も国民健康保険(国保)または健康保険(健保)や共済組合などの被用者保険に加入しています。新制度では、75歳以上の人は今まで入っていた保険を脱退させられ、ほかの世代から切り離された「後期高齢者だけの医療保険」に例外なく組み入れられるのです。

 保険料も生活保護受給者を除いて一人ひとりから徴収します。これまで扶養家族として支払い義務がなかった約200万人も保険料を払わなければならなくなります。「高齢者にも応分の負担を」という名目で保険料を負担させるのが政府の狙いです。

 一方で、75歳以上には「必要な医療」を受けにくい仕組みにします。診療報酬(医療の値段)をほかの世代とは別建てにして、同じ治療でも年齢で「差」をつけようというのです。75歳以上をお金のかからない「安上がり」の医療に抑え込むという大改悪です。

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