小泉内閣以上に日本をひどい方向に導く安倍新内閣

日本共産党 安倍新内閣の危険な動きときっぱり対決!!

 第165臨時国会が26日開会し、午後開かれた衆参両院本会議で首相指名選挙をおこない、自民党の安倍総裁を首相に指名しました。安倍氏は同日中に組閣し、自民、公明による安倍新政権を発足させました。

日本共産党 議員団総会で志位委員長があいさつ

 志位委員長は、「安倍氏の政策は、小泉内閣以上に日本をひどい方向に導く危険な本音があらわになっている」と特徴づけ、今国会の焦点を3点あげて、「『日本共産党ここにあり』の大奮闘を」とよびかけました。特徴について紹介します。

政府の立場「植民地支配と侵略」へのおわびも認めない危険さ

 焦点の第一は歴史問題です。安倍氏が、「植民地支配と侵略」への「おわびと反省」を表明した従来の政府の立場さえ認めていないことを指摘し、「小泉純一郎前首相に比べても重大な後退だ」と強調。これを追及していく姿勢を示しました。

改憲と教育基本法改悪狙う危険

 第二は、憲法と教育基本法の改定問題です。改憲の狙いは、集団的自衛権の行使―「海外で戦争をする国」づくりにあることが安倍氏自身の言明で明らかになっているとして、国会論戦と国民運動の強化をよびかけました。

 安倍氏の「教育」論は

  1. 学校選択制
  2. 学校評価制
  3. 予算による学校差別

―は、教育基本法改悪がめざすものが無制限の国家統制、競争教育とふるいわけの教育であることを明らかにし、改悪法案を廃案に追い込もうとのべました。

格差と貧困の政治に無反省

 安倍氏がうたい文句にしている「再チャレンジ」政策は「格差社会と貧困の広がり」をつくりだした自民党政治への反省がない空論だと批判。大企業への行き過ぎた減税を見直し、消費税増税反対などをうったえていくことを表明しました。

戦争犯罪人たちへの敬意は日本にとって恥ずべきこと――米下院

 安倍新総裁が選出される1週間前、米下院外交委員会で開かれた公聴会で米民主党議員が「日本の次期首相に対する私のメッセージは非常にシンプルだ。戦争犯罪人たちに敬意を表することは道徳的に破たんしており、日本のような偉大な国にとって恥ずべきことである。この慣習は終わるべきである」と発言するなど、ヨーロッパやアジア諸国のマスメディアも相次いで安倍氏の認識を警戒する記事を掲載する異例の事態となっています。

教育基本法について考えよう 第9条(宗教教育)

 戦争前、日本では天皇を神様とする宗教だけが正しいものとされ、そのほかの神様を信じる人たちは、信仰を隠さなければならなかったり、刑務所に入れられたりもしました。

 いまではどんな宗教を信じるのも信じないのも自由ですから、それぞれの人の宗教に関する考えをお互い尊重して生きていけるようにすることが、教育のなかでも大切にされなければなりません。また、宗教は社会生活の中で大きな役割をはたしていますから、宗教についての客観的な知識を教え、学ぶことも大切なことです。

 (2)それぞれの人の宗教についての考えが大事にされるのですから、国立や公立の学校では、ある一つの宗教のための宗教教育をしたり、儀式などの宗教的活動をすることは許されません。

 ただ、私立の学校では宗教と密接な関係をもつ場合もありますので、生徒の信仰の自由を尊重したうえで、礼拝などを行うことも認められます。

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