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ワクチン/予防接種


敵と戦う時、相手を知っている方が戦略を練り、対応しやすくなります。
ワクチンとは、体に病気の素を入れることで、本格的に病原体が入ってきた時に体が対応できるようにする、いわば予習です。
ただし、病原体そのものをそのまま入れてしまうと病気になってしまうので、
極力毒力を下げた病原体を入れることで予行演習します。

(専門的には、病原体を抗原、体の対応を抗体産生と呼びます。)
体が対応できるようにすることで、いざ病原体が侵入してきても重篤な症状を予防できるので、予防接種とも呼ばれます。

体が対応することで病気の予習をするのですが、その対応の際に体が過剰に頑張ってしまうと、
元気が無くなったり食欲が落ちたりします。
また、ワクチン製剤を作る過程で使われる物質によるアレルギー反応(副反応)が出ることもあり、
顔が腫れる、嘔吐・下痢になる、ショック状態といった症状が出ることもあります。

予習した内容は次第に忘れてしまうため、復習するためにメーカーは1年ごとの追加接種を推奨しています
ワクチンの種類により、異なります。

なお、狂犬病ワクチンは「狂犬病予防法」という法律により、
91日齢以上の犬の所有者は、その犬を所有してから30日内に市町村に犬の登録をし、
鑑札の交付を受けるとともに、狂犬病の予防注射を犬に受けさせ、注射済票の交付を受けなければなりません。

ワクチンを接種する際は、当日の元気食欲が万全で、過去にアレルギー反応が出たかどうかをしっかりお伝え下さい。


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