TOP





院内設備





予防獣医療

用語集

アクセス


(夜間の救急はこちら)

副作用


どんな薬にも、期待する効果それ以外の効果が体に表れます。
例えば風邪を引いた時に病院で処方される総合感冒薬には、風邪症状を抑える働きと、眠たくなる働きがあります。
風邪症状は抑えて欲しいので主作用、眠たくなるのは目的としていないので副作用と呼びます。
獣医療でよくある例では、
・皮膚病の治療に抗生剤を飲んだら、皮膚病は治ったが下痢になった。
(皮膚の殺菌は主作用、腸内細菌の殺菌は副作用

・アトピーによる痒みを抑えるためにステロイドを飲んだら、痒みは落ち着いたが尿が増えた。
(痒みの抑制は主作用、多尿は副作用

・てんかん発作をコントロールするために鎮静剤を飲んだら、発作の回数は減ったがよく眠るようになった。
(発作の抑制は主作用、嗜眠傾向は副作用

これらの主作用副作用は表裏一体であり、
・風邪薬の中の眠たくなる成分が睡眠導入薬になるおかげで不眠症治療になる。
・アスピリンで血が止まりにくくなるのを利用して、血栓予防する。
・腸内細菌を減らして下痢気味にする薬で、便の流れをよくして便秘を改善させる。
など、副作用主作用になることもあります。

薬の影響か?と疑問に感じた時はまずご相談ください。


←戻る