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炎症 自分の体が敵だと見なしたものに対して、自分自身を守るために戦おうとする反応を炎症と呼びます。 炎症が起こると赤くなり、熱をもち、腫れ上がり、痛くなり、その部分は正常に働かなくなります。 つまり、敵が侵入して戦火が起こると、その地域は燃え上がり、次々と味方がやられ、社会が機能しなくなってしまう、ということです。 例えば風邪を引いて喉に炎症が起こると、発熱し、喉が赤く腫れ上がり、痛みをともなって声がかすれて出なくなります。 「敵」とは、細菌、ウイルス、寄生虫といった感染症や、ハウスダストや食事などのアレルゲンが多いですが、 免疫機構が狂ってしまって自分自身を敵と見なしてしまうこともあります。(自己免疫性疾患) 炎症を抑えるには。 1.「敵」を排除する。 2.「敵」はともかく、味方を落ち着かせる 方法をとります。 1は抗生剤、駆虫薬やアレルゲンを除去する、といった治療になり、 2はステロイドや消炎鎮痛剤、免疫用製剤などを使った治療になります。 犬によく見られる皮膚炎(皮膚の炎症)を例にとってみると、以下のようになります。 |