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(夜間の救急はこちら)


・ノミについて




写真左がイヌノミ、右がネコノミと呼ばれるノミです。
ネコノミは人、犬、猫に感染し、吸血するため、
放置しておくと飼い主まで噛まれてしまいます


ノミに噛まれると、ノミの唾液に体が反応し、
アレルギー性皮膚炎を引き起こすため、
痒くて痒くて仕方がない状態になります。
さらにその痒みのために自分の体を噛んだり引っ掻いたりすることで傷つけ、
そこに細菌が感染して皮膚病が広がってしまいます。

また、ノミの体内には瓜実条虫(通称サナダムシ)という寄生虫の幼虫が住み着いていることがあり、
犬がノミを舐めて口に入れてしまうと、その幼虫までが腸の中に入り、
瓜実条虫が成虫になってしまいます。

ノミは吸血すると2日以内に産卵し、その卵がふ化して成長し、成虫になって吸血し・・・
と膨大に増えていくライフサイクルであるため、
成虫にも卵にも効く駆除剤が必要です。



・ダニについて





最近、世間を賑わしているマダニですが、犬にも寄生し吸血します。
マダニは色々な病気を運んでしまうため、なるべくくっつかないようにし、
くっついてもすぐに駆除できる状態にしてあげなければなりません。

マダニが運ぶ病気のうち、日本で重要なのはバベシア症という病気です。
バベシア症は犬の血液に寄生する原虫と呼ばれる寄生虫で、
感染するとどんどん赤血球を壊してしまい、貧血になってしまいます。
バベシア症には特効薬がなく、数種類の薬剤を併用して治療しますが、
完全に駆除するのは難しいとされています。




ノミ、ダニ共に予防することが重要です
予防・駆除には皮膚に液剤を垂らすスポットタイプと、飲み薬があります。
どちらも1ヵ月間効果が持続するため、月に一回投与してあげましょう


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