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フィラリア症について 上の写真のように、長い糸のような寄生虫、これが犬糸状虫と呼ばれる寄生虫で、 この寄生虫が心臓に住み着いてしまう病気がフィラリア症です。 この病気の感染経路は少し特殊で、 1.フィラリア症の犬には、犬糸状虫が生んだ幼虫が全身を巡っている。 2.蚊がフィラリア症の犬の血を吸うと、幼虫も蚊の体内に入っていく。 3.幼虫は蚊の体内で脱皮する。 4.蚊が他の犬の血を吸う時に脱皮した幼虫が犬の体に入ってしまう。 5.体に入った幼虫はさらに脱皮を繰り返して成虫となり、心臓に住み着く。 の順で感染し、成長していきます。 フィラリア症になると元気食欲がなくなり、咳が出たり呼吸が荒くなり、 呼吸困難や突然死を招いてしまいます。 また、この細長い成虫を駆虫してしまうと、 成虫の死体が心臓や肺の血管に詰まってしまうため、 うかつに駆虫することができません。 そのため、成虫が心臓に住み着くのをなんとか予防しなければなりません。 しかし、蚊が犬の血を吸うことを100%防ぐことはできないため、 犬が蚊に刺され、血を吸われるのを前提として予防しなければなりません。 犬糸状虫の幼虫は成虫になるまで何度か脱皮を繰り返すため、 体に入ってから成虫になるまで少し時間がかかります。 この、成虫になるまでのタイミングで、幼虫を駆虫してやれば、 体に負担をかけることなく、成虫が心臓に住み着くのを防ぐことが出来ます。 現在、フィラリア症予防は 蚊に刺され体に入った幼虫を、飲み薬を1ヵ月間隔で飲ませて駆除していくことが 推奨されています。 ![]() |