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風邪


風邪」という言葉ほど広く使われているのに、いざ説明するとなると難しい医療用語はありません。

かぜは、鼻からのどにかけての空気の通り道、つまり上気道といわれる呼吸器の感染症で、原因の大半がウイルスです。
症状はくしゃみ・鼻水・鼻づまり・のどの痛み・咳・痰などが共通してみられ、発熱・頭痛・全身倦怠感を伴うこともあります。
これらを『かぜ症候群』とまとめて呼んでいます。(日本呼吸器学会HPより引用

つまり、風邪とは病気の名前ではなく、病原体の名前でもなく、症状の集合なのです。

診察中に飼い主さんから、
「最近、咳が増えてきました。風邪ですか?」
「吐いたり下痢したりして風邪ひいたみたいです」
なんていう話が出ることが多いですが、
風邪」という大きなくくりでとらえるのではなく、一歩深く進んだ診断を下すことが大切です。

上の例で考えると、
咳は呼吸器だけでなく心臓病でも出ますし、嘔吐や下痢は消化器系の問題です。


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