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生検/細胞診/病理検査


生検とは、病変部の一部、もしくは全部を切り取って検査することです。
病変部の細胞を針で吸引したりして顕微鏡で調べること細胞診と呼び、
より大きな塊として周囲との関係を含めて病変の状態を顕微鏡で調べること病理検査と呼びます。
細胞診は比較的動物の体への侵襲が小さく、大きな塊をとる程侵襲は大きくなります。

たとえば身体にしこりができた時、主に以下の3つを考えます。
1. 過形成:刺激によって正常な細胞が増えたもの。例:たこ
2. 腫瘍:異常な細胞が増えたもの。良性と悪性に分かれる。
3. 炎症:感染や外傷、アレルギーによる生体の反応。

これらの治療方法は全く異なるため、まず第一に見分けることが重要です。
そのため、通常は体への侵襲が少ない細胞診で細胞を見て判断します。

もし腫瘍だと判断した場合は、それがどのような腫瘍なのか、良性なのか悪性なのか、
周囲の組織や遠く離れた組織に悪影響をおよぼす可能性はないのか、
を調べるために腫瘍を切除し、検査します。
この検査のことを病理検査と呼びます。

針で吸い取った細胞よりも、かたまりとして切り取った方が情報量が多いため、
腫瘍を摘出した後は病理検査で詳しい情報を手に入れ、
今後の対策を考えていきます。


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