50MHz 2石 CW トランシーバ ツートラ6 の製作
2013/6/8
Last update : 2017/5/21
ツートラ6 の概要
50MHz 2石 CW トランシーバ 「ツートラ6」を製作しました(2013年3月完成)。
JF1RNR 今井 OM 著「手作りトランシーバ入門」の記事をベースに後述の改造を行いました。
出力は最大 70〜80mW 出るのですが、50mW に設定して運用しています。
ツートラ6
(テイシン TC-110 に収納した)
ツートラ6 リアパネル
(XL EP は、クリスタルイヤホン(セラミックイヤホン)ジャック)
2石のうちの1石は局発、もう1石は送信時はファイナルとなり、受信時は1石で高周波増幅と低周波増幅を行うレフレックスという構成で、クリスタルイヤホン(セラミックイヤホン)を鳴らします。
製作概要
ツートラ6 内部
(かなりごちゃごちゃしてしまった)
JF1RNR 今井 OM 著「手作りトランシーバ入門」の記事をベースに以下の改造を行いました(主な点のみ記載)。
周波数が低いほうの周波数可変範囲は以下の通りです。
水晶振動子 | VXOコイル | 水晶振動子とパラのC | 周波数可変範囲(※) | 備考 |
50.200MHz | FCZ 7S3R5 | なし | 50.0782〜50.1376 MHz | 7S3R5 のL最小 |
周波数が高いほうの周波数可変範囲は以下の通りです。
水晶振動子 | VXOコイル | 水晶振動子とパラのC | 周波数可変範囲(※) | 備考 |
50.300MHz | FCZ 7S3R5 | なし | 50.2481〜50.2870 MHz |
※:FCZ 7S3R5 はインダクタンス可変のため、周波数はあくまで「例」です。
ポケロクでは、50.300MHz の水晶振動子1個で 50.1476〜50.3120 MHz をカバーしているので、50.200MHz と 50.300MHz の水晶振動子を使えば、50.100〜50.300 MHz をカバーできると思っていましたが、上手くいきませんでした。RIT 用のバリキャップの容量あたりが影響しているのかもしれません。周波数拡張が今後の課題です。
交信状況
2017/5/21 現在で、交信回数は 24 回になりました。
北海道、Republic of Korea とも交信できました。
Republic of Korea と交信は、セラミックイヤホンからのかすかな音なので幻のようでした。
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