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〒624-0923 京都府舞鶴市魚屋240-9

腰痛について



腰痛について症例を紹介するページです。日本に住むほとんどの方が経験する症状といわれています。
海外での発表によれば原因が特定できる特異性腰痛が15%、原因が特定できない非特異性腰痛が85%といわれています。もちろん海外の発表の裏事情も知らず鵜呑みにはできませんが、それでも半分ぐらいの方は原因が特定できず困っておられる可能性があります。

当院においても開院以来、腰痛は非常に多く診せていただきました。
ここでは、どこでもできるぎっくり腰の特集しても仕方が無いので概略のみとさせていただきます。

急に腰が痛くなる、いわゆるギックリ腰は痛みが非常に強く日常生活に与える影響は大きいです。当院ではギックリ腰の治療も積極的に行っております。2015年はギックリ腰で11名の方が来院されました。ぎっくり腰に限定すれば、平均的な治療日数は平均3回ぐらいです。最小は1回。

一方、同じ症状が一カ月(もしくは三ケ月)以上続く腰痛は慢性痛といわれます。当院においては年々、慢性腰痛の方が増えています。このページでは慢性腰痛や疾患名がついた腰痛などで何年にも及び苦労されてこられた症例を紹介します。

*慢性腰痛は、殆どの場合、医師でも原因がなかなか特定できない非特異性腰痛です。ところが、原因を特定して痛みを根本から治療するという治療院もあります。一見、スパッとして聞こえはいいですが、どうなんでしょうね?って感じです。千里眼をお持ちなんでしょう。うちは関わりません。
 


ケース1
60歳代 男性 脊柱管狭窄症による腰痛と足の痛み

脊柱管狭窄症と病院で診断された方。左の腰〜ふとももの裏にかけてドーンとした痛みとシビレ。左スネにもドーンとした痛みとシビレがあり、歩くと痛みが増し、仰向けで寝ると腰が痛くて眠れないとのこと。

鍼灸治療開始後、三回目の治療終了時に左スネの痛みは消失し、6回目には仰向けで眠れるようになった。
その後、数回治療を行い左臀部にややシビレが残るものの、旅行へ行けるところまで回復。とある有名な海外の山まで登山をされたそうで、その回復ぶりに驚きました。



ケース2
30歳代 男性 慢性腰痛

転勤により事務仕事が多くなり、イスに座る時間が増え、新しい職場にも馴染めず、イライラ。寝付きも悪く、仕事の要領もつかめず、焦燥感だけが募るようになっておられたそうです。
徐々に腰も痛くなり、病院へ行くも骨には異常ないとのこと。でも痛いからとたまたま当院の広告を見られ、来院となる。

治療開始3回目で痛みは無くなりだるさが残る。「これ自体はいい反応なので、今の自分を受け入れてください」と話す。以後、徐々に腰のだるさが無くなり、「いわれてみればイライラも寝つきの悪さも無くなった」とお話しされていました。

ケース3
60歳代 女性 脊柱管狭窄症?

5年程前から脊柱管狭窄症の影響で左足の外側に痛みとシビレが24時間持続するとのこと。
カイロプラクティックや整体などに長く通院されていたそうですが、遠いのと症状に変化がないので当院へ来院となった。

諸種の検査の結果から脊柱管狭窄症とは思えず、「脊柱管狭窄症と言ったのは誰ですか?」と尋ねると「医師ではない」とのこと。「・・・よくある話ですね」
さて、週に1回の治療を2カ月近く続けていただき、左足の痛みとシビレはほぼ感じなくなる。

ところが、遠方までコンサートに行かれ、その翌日、右臀部〜足に痛みが出る。
「ごめんなさい」と言葉少なな患者さん。
「もう一度、コンサートに行けるように治療しましょう」と私
「行ってええの?」と患者さん
「ええですよ! 楽しみに思う事は行ってください。ただ当分は治療に専念してくださいね」と私

それから、1ヶ月半でほぼ右の臀部の痛みは無くなり、大阪と京都市で行われたコンサートに行かれたそうです。
心の洗濯ですね。いろいろ我慢された分、取り戻しましょうね。

ケース4
30歳代 女性 椎間板ヘルニア

授乳中の姿勢が悪かったのか腰痛となられる。病院にて検査。意外なほど重症だったそうで、MRIの検査まで受けられ椎間板ヘルニアと診断される。当初は腰だけが痛かったそうですが、いわれてみれば、右足が痛いなと思う程度だったのが、徐々に悪化され右足がつけなくなってきたそうです。

そこで当院に来院されました。
発症後すぐだったのと、ドクターにヘルニアと診断していただいていたお陰で、患者さんの覚悟も決まっていたため非常にスムーズに治療が開始できた。4回目の鍼灸治療で腰と右足の痛みは消失。

次は肩こりだそうです。子育て中ですから、余計にこりますね。
全力でサポートさせていただきます!

ケース5
60歳代 女性 脊柱管狭窄症

腰痛と両足にピリピリするような痛みがあるとのことで来院。

週に1回の通院をしていただき、3回目で24時間持続していた両足のピリピリ感が断続的になる。5回目の治療で1日楽な日があったり、朝ピリピリしていても30分ぐらいで治まる日もでてくる。
10回目の治療で、日中の腰と足の症状は消失。朝のみ短い時間だけ痛みがあるものの、生活には支障ないので治療を終了とした。


ケース6
50歳代 女性 脊柱管狭窄症

腰と右足にしびれがあるとのこと。

週に1回の治療を受けていただき12回目で無くなる。しかし和式トイレにしゃがんで再発。
7回治療を行い、症状が無くなったため終了とした。

意外なことに和式トイレにしゃがんで、腰を痛める人もいらっしゃいます。
「手すりが無かったら、助けを呼ばなアカンとこやった〜」は、笑っちゃいけない話しですが笑える話ですね。

無事で何よりでした。


ケース7
70歳代 女性 椎間板ヘルニア

3軒の病院で椎間板ヘルニアと診断され、病院と接骨院に通院されていました。
しかし殆ど変化が無いので、家族に勧められて当院へ。

腰が痛くて掃除機も持てないとか、動くのに時間がかかるから宅急便屋さんが来られても間に合わないとおっしゃっていました。
第1回目の治療後から、スタスタと歩けるようになられました。「コルセットをお忘れですよ」というと「ほんまやこれが無かったら歩けんかったのに〜不思議や〜」とのこと。
家では痛みはあっても以前より動いているとご家族。
5回目からはほぼ痛みが無く過ごせるそうなので、10日に1回ぐらいの治療頻度にする。

3軒の病院でヘルニアと診断された方が、非常に早くヘルニアの症状が治まったケースです。年齢から考えても回復に時間がかかるのが普通です。
では、なぜか?私が奇跡を起こしたとか、ゴッドハンドとか、低レベルで質の悪い話ではありません。真面目に研修を受けていれば、ちゃんと理屈があります。首記の非特異性腰痛の一部と考えるのが妥当でしょう。
決して西洋医学で治らないものを東洋医学で治すといった話ではありません。難しいものは誰がやっても難しいというのが現実や実際だというお話です。そこに得手・不得手というものがあるだけの話です。


ケース8
30歳代 男性 椎間板ヘルニア

病院で椎間板ヘルニアと診断された方。
病院に通院しながら、週に2回の鍼灸治療を続けていただいた。
治療後2日は楽になるが、3日目には痛みが強くなる。
6回目、鎮痛剤を飲まずにいたら「ヤバイ 痛い 夜も眠れん」と。
お薬のことはいう立場にはありませんが、自己判断は好ましいことではないです。

残念ながらお仕事が多忙となられ通院困難と判断する。
仕方が無いことですが、もう少し時間がほしいところです。

ケース9
50歳代 男性 尿管結石

長年腰痛に苦しまれておられ、スッキリしないとのこと。
腰の痛みと左股関節周辺にも痛みがあるとのこと。

諸種の検査をするもそこまで強い痛みが出るのはおかしいと判断し「おしっこは出てますか?」と、問うと「出が悪い」とのこと。熱と腹痛は無いが、顔色も悪く、夜型の生活でお酒もあても大好きとのこと。以上のことから、内臓の疾患を予測し、内科受診を勧めた。結果、尿管結石だったそうです。

早めに見つかってよかったです。腰痛の方は仕事をしていないので、痛くないそうです。なお良かった。



                                          加筆日2016.5.25



2016年分

ケース 10 
70歳代 女性 狭窄症と第4腰椎の圧迫骨折 

脊柱管狭窄症と腰椎の圧迫骨折があり手術を勧められているが、踏み切れず。当院の患者さんの勧めで来院。

当初、カートを押してなら歩ける。無いと5分も歩けない状態で、腰痛と臀部痛。大腿後側の痛みと膝から下の硬い感じと冷感がということでした。
一週間に1回の治療を根気よく続けられ、現在は腰痛は無くなり、日によって左右どちらかの大腿が張って来ることはあるが痛みは無い。膝から下はまだ硬い気はするが、冷感は無いそうです。歩く時間は20〜25分続けて歩けるところまで回復しておられます。

秋の京都に行くことを目標にされていたので、間に合ってよかったです。


ケース 11 
60歳代 女性 狭窄症 

平地はなんとか歩けるが、少しでも坂道になると歩くたびに腰と足が張って来るそうです。足のシビレもきつくなってくると歩きたくないし外も出たくない。面白くないと漏らしておられました。

三回目の治療で腰と足のシビレはともに減っているとのこと。5回目で足のシビレのみが残存。
まずまず順調ですね。
 


ケース 12 
70歳代 女性 狭窄症とヘルニア 

腰と足の痛みがあり、狭窄症とヘルニアと診断された方。
ここ数年間で最も症状の変化に乏しいケースです。現在、病院と並行して加療中です。
 


ケース 13 
60歳代 女性 腰痛としびれ 

左の臀部から大腿にかけてビリビリする感じがあるとのこと。整形外科にて薬を処方されておられましたが、夜間痛みで眼が覚めたり、車から降りたりするのが辛く、朝は気をつけて起きないと5〜10分ぐらいうずくまらないといけないほど痛むとのこと。

3回目の治療で座ってから立つ時のみビリビリする。
5回目で洋式便所の便座に座る以外ではビリビリは出ないとのこと。

過去に椎間板ヘルニアの手術をされている方なので、その影響が無いか心配しましたが、思ったよりも短期間で良くなられましたので良かったです。


ケース 14 
60歳代 女性 腰痛としびれ 

座っていると左臀部から足にかけてピリピリしてくるとのこと。
 
5回の治療でほぼピリピリは無くなったが、うつ伏せで本を読んでいて再発。4回治療を行い消失。
うつ伏せになるのは腰への負担が大きいのでしないようにしてくださいね。


ケース 15 
30歳代 男性 慢性腰痛 

慢性的な腰痛で来院。2回目の予約をいただいたが、交通事故にあわれしばらく入院。半年ほどしてひょっこり当院へ。腰痛は相変わらずあるとのこと。
 
現在は仕事が忙しくなると腰は痛くなるが、休憩を入れたり、体操したりするとまた動けるようになるとのこと。とても律義な方なので、休憩の取り方や体操したりをしっかり取り入れておられるようです。


ケース 16 
30歳代 男性 腰痛 

仕事柄、腰に数キロの道具をぶら下げてお仕事をされている方。想像するにその道具が腰痛のもとである可能性があることと、ベルトをきつくきつく締める習慣があるので、その圧迫でも腰は痛くなりますよと話す。

現在は月に一回ぐらいの通院ではあるが、良好な状態を維持いていただいている。


ケース 17 
20歳代 男性 腰痛 

部活動で、練習してもずっとできなかったことができるようになり、嬉しくて何度もしていたら腰痛になったそうです。その気持ちわかりますよ〜。

器用な人より、不器用な人の方が努力しますからね!って10代の子にいっても伝わらないか。でも、どこかできっと役に立つ日が来ると思いますよ。

あ、治療は2回で経過良好です。


ケース 18 
30歳代 男性 腰の張り 

市民ランナーの方。練習が立て込んできたり、レース前の調整に入るといらっしゃいます。
いろんな記録保持者です。そしてやや理系なので、少し深い話が出来ます。ま、僕は純粋な理系ではないですので。また教えてくださいね。


ケース 19 
60歳代 男性 椎間板ヘルニア 

腰と足に痛みとしびれがあり、真っすぐ立てないし歩けないとのこと。2ヶ月間接骨院に行ったが全く何も変わらなかった。法律上のことは置いておきますが、来院時の検査から、これは病院と併用でないと難しいと話し、近隣の病院へも足を運んでいただく。

鍼灸の治療は1週間に2回の通院を1ヶ月、1週間に1回の治療を1ヶ月。現在は2〜3週に一回へと移行している。現在は「腰は痛いけど仕事やろ!土日痛ないもん!」とのこと。しびれも無く、だいぶ真っすぐ立てますね。

僕の知らないことを、よく教えてくださる方です。何かって?こんなことや、あんなことです。


ケース 20 
70歳代 女性 すべり症 

1軒目の病院で「腰の骨がズレているかも」2軒目では「坐骨神経痛かな」とのこと。あまり変化がないので、当院へ来院されました。
症状は腰の痛み、足の痛みと冷える感じだそうです。当方で確認したところ、「どうも坐骨神経痛とはなにか違いますね」と話すと「お医者さんも う〜〜〜〜んっていうてられたわ」とのこと。
4回目の治療開始時、腰痛は痛くない日が多い。足の方はよかったり悪かったりするが、この間に小旅行に行ったが悪化しなかったので「鍼が効いているんや〜」と実感されたそうです。
 
現在は月に1回の通院にて調整させていただいています。


ケース 21 
40歳代 男性 急性腰痛 

2日前に、腰とお尻が痛くなり鍼灸接骨院へ。理由は解りかねますが、鍼専門のところがいいとのことで当院へ。2回の治療で終了。
 
過去にヘルニアの手術をされていますから、再発を心配されていましたが問題無かったみたいですね。


ケース 22 
80歳代 女性 腰痛 

お盆で無理をしたせいか、左の腰に痛みが出て眠れなかったそうです。
3回目の治療で痛みは消失したので、治療を終了しました。


                                              

ケース23 70代 女性 でん部痛 

会合に参加し長時間座っていたために発症したそうです。

4回の治療で痛みもなくなり順調に回復されました。

ケース24 60代 女性 椎間板ヘルニアの疑い 

椎間板ヘルニアの疑いが高い方。MRIにて狭窄もあり、数週後には手術をする予定だが、ブロック注射をしても効かないので当院へ来院されました。

当院でも検査をしましたが、やはりヘルニアが濃厚と判断し手術まで少しでも楽に過ごしていただけるように施術を行いました。

手術後に伺ったお話では、非常に珍しいタイプのヘルニアだったそうです。

ケース25 70代 女性 末期癌 

末期の肝臓癌の方。
骨盤に癌が転移しておられ、左の腰に強い痛みを抱えておられました。

鍼灸治療をすると数時間から数日間、痛みが和らぐからと通院いただきました。
一時期は、都会の病院へ通院しながら「観光してきたわ〜」と仰っていましたが、病には勝てず。

ご冥福をお祈りします。

ケース26 80代 腰痛と足のしびれ 

左の腰に痛みがあり、足にしびれがあるそうです。

数回の治療でほぼ痛める前と同じぐらい動けるようになられました。
現在は、治療よりも介護が中心となってきておられます。

ケース27 20代 男性 腰背部痛 

スポーツ中に腰と背中を痛めた方。

患者さん「今度、試合なんすけど、出れますかね」
私「試合はいつですか?」
患者さん「明日っす!」
私「明日?それから?」
患者さん「明後日と、それから……」

度々繰り返される会話です。

ちょっと休みがいる状態の方と出てもいい状態の方がいらっしゃいます。
この患者さんのお父様にはお世話になったので、心を鬼にして「休め」と。

ケース28 30代 腰痛 

朝起きたら、ぎっくり腰になりそうだったので、慌てて当院へ。
ごめんなさいね。当院は予約制なので、ご予約をいただいた方から順番にみせていただきます。
長くお待ちいただいて申し訳なかったですね。

2回の治療で腰痛は改善。


ケース29 60代 女性 腰痛 

朝、顔を洗っていて、顔を挙げた瞬間に「グキッ」ときたそうです。
徐々に痛みが増し、歩くのも痛い。仕事も休んだとのこと。

5回の鍼灸治療で痛みは消失。
普段から運動されていますから改善も早いですね。

ケース30 60代 女性 腰痛 

お孫さんに急に抱きつかれ腰を捻ったそうです。
お孫さんと一緒に来院されましたが、確かに元気なお孫さんでした。

2回の治療で終了です。


ケース31 60代 女性 腰痛と股関節痛 

腰の痛みと股関節痛にて来院。

問診と検査から「腰は問題なく良くなるでしょう。問題は股関節です。手術の適応だと思います」とお話しすると「実は、手術を勧められている」とのこと。

巷では股関節が悪いと勝手な判断をする治療院や素人さんも多くいらっしゃいます。
私は、20年以上人の健康に関わってきましたが、手術になると思えるほど股関節が悪い方は、ほとんどいらっしゃいません。先天的な問題やスポーツ障害、骨折などを除けば、ほとんどの場合、足を組んだり、横座り、過度なストレッチなどの影響で痛みがある…つまり関節ではなく、筋肉を痛めた方たちです。

この方は当初の予想通り結果、手術されることになりました。
                                             2016年 了

2017年分 腰痛(下肢痛、臀部痛、背部痛を含む)

2017年に腰痛を主訴として来院された方は39名。
内訳は
 急性腰痛いわゆるギックリ腰 17名 
 慢性腰痛 8名 
 腰椎椎間板ヘルニア 4名 
 脊柱管狭窄症 3名 
 背部痛 5名 
 癌の骨転移による腰痛 2名 
 腰椎椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症においては専門医の診断があった場合のみをカウント。
 坐骨神経痛は慢性腰痛にカウント。更に慢性腰痛の中には、腰椎圧迫骨折後の腰痛も含めています。
 

 *特記事項
 1名は腰痛と大腿部の痛みで来院されたが、心臓の病気を疑い、病院受診を進める。
 
 一部抜粋の症例集(準備中です)







岸本はり灸院ビルダークリニック

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