電話でのご予約・お問い合わせはTEL.0773-75-0893

〒624-0923 京都府舞鶴市魚屋240-9

鍼の効果とは?

鍼灸治療に期待できること

 はりやお灸が身体や症状にどう作用するのか主なものを紹介します。
できるだけ患者さん目線に近くなるよう配慮しながら、一般的な話、最新の話、実体験を交え、お話します。
はり灸の治療を受ける人の多くは、肩こり、腰痛、ひざ痛を持った方です。こうしたことから、運動器疾患にしか効果が無いと思われる方もありますが、じつは、様々な症状に効果を発揮します。
1、血流促進効果 
 一般に、様々な症状や疲労を起こしている部分は血流が停滞しやすくなるといわれています。最新の研究から、血流が停滞している部分に大量の血液を送ると傷ついた部分の修復が早まることが確認されています。
はり灸治療では、「つぼ」に鍼やお灸を使い、血液を送る作用を促進させます。結果、たくさんの血液が運ばれ、傷ついた部分を修復したり、疲労物質を洗い流がしたりできるので、痛みを軽減させたり、疲労回復をはかったり、冷え症にも効果があります。

こんな場合に⇒頭痛、肩こり、腰痛、冷え症、疲労、倦怠感、突発性難聴、顔面神経痛(マヒ)など
 2、代謝促進
  血流が促進されたら、それを捨てる働きも当然必要ですね。治療後、老廃物を排出するため、一時的に尿量が増えるのはこのためです。最近でいうデトックス効果!?利尿作用!? 言葉で遊ぶつもりはありませんので、まぁ、老廃物が排出されることは確かです。

こんな場合に⇒おしっこが出にくい方、むくみ、糖尿病などの代謝性疾患など
 3、白血球の増加
 はりやお灸をすると、1〜3日間、白血球の増加が認められます。白血球の役割は免疫作用と細菌やウィルスから身体を守ってくれる働きが主です。
例えば、風邪を引きにくくなったとか、風邪を引いても長引かなくなったといったことが期待できます。

こんな場合に⇒風邪を引きやすい。虚弱体質の改善、アレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎などにも有効です。
 4、リラックス効果
 自律神経系にも作用しますので、精神状態も安定し、治療中にウトウト寝てしまわれる方もあります。
近年はストレス社会といわれます。心身ともに緊張した状態が長く続いていたから、仕事にも支障をきたしかねません。おかしいな?と思われたらご相談ください。

実は、私が鍼の効果の中で一番大きいのはこの効果ではないかと思います。学生時代から鍼治療を受け、ウトウト、ときにガー、ガー寝て、治療が終わった時の爽快感と、さぁ、また頑張ろうという気持ちが湧いてくるのは本当に不思議です。これは、はり灸治療の効果はもちろんですが、魅力の一つかもしれません。

こんな場合に⇒ストレス過多の方はもちろん、不眠やうつ病、緊張しやすい方、冷えのぼせの方にも効果があります。
 5、調整作用
 身体の様々なもののバランスを保つ働きがあります。例えば、血圧の高い人や低い人にほぼ同じところに鍼をしても、高い人は低くなり、低い人はやや上昇することがあります。
血圧は必要があってその数値になっているわけですが、それを狂わせる何かがある時に鍼灸は調整的に働くようです。
数値は大事ですが、そればかりに振り回され過ぎるのは少しばかりシンドイですね。
「中庸(ちゅうよう)」という言葉がありますが、上でも下でもなく、右でも左でもない、大体真ん中・・・アバウトといえばアバウトですが、偏りを無くすと案外色んなことがスムーズに運ぶ経験をされたことはありませんか?
身体の中も偏りを無くすと案外スムーズに行くものです。

こんな場合に⇒気分転換が上手でない、人に接するのがおっくうなどの精神状態の改善に。血圧が不安定な方、数値が気になる方などの調整に
 6、ポンプ機能の改善
 内臓のぜん動運動は、大雑把にいえば、拍出ポンプと同じです。
拍出ポンプとは、入ってきたものを効率よく次のところに送りだすものをいいます。心臓なら血液を、胃や大腸なら食べ物をそれぞれ送りだしますから、その働きそのものですね。
このポンプ機能が異常に亢進したり、低下すると血液の循環が悪くなったり、下痢や便秘などに繋がるのではないかと考えています。

筋肉の運動もこのポンプ機能を使って、血液やリンパ液の輸送に関係しています。つまるところ、筋肉を動かせは、血液やリンパの流れは旺盛になります。しかし、動かずじっとしていると、その流れが悪くなります。それが、疲れやだるさ、身体が重いといった症状に繋がります。
運動ができれば、それにこしたことはありません。できない場合は、まず治療を受けていただいて回復をはかりましょう。

こんな場合に⇒下痢、便秘、消化不良、食欲不振、全身疲労、むくみ、頭痛、首痛など
 7、泌尿器、生殖器系疾患
 泌尿器や生殖に関わる臓器は、骨盤内臓と呼ばれます。骨盤周辺にはたくさんの”つぼ”が存在し、そこに鍼やお灸をすることで、骨盤内臓に反応を起こさせることも可能です。
それによって、日中や夜間におしっこに行く回数が減ったり、失禁を防ぐ手立てにもなります。
また、生殖器に関わることとして、月経異常、不妊症、更年期障害や症状、インポテンス(ED)などにも一助になれると思います。
 8、小児疾患
 お子さんの不調・・・本当に大変ですね。どうしてあげたらいいのか途方に暮れておられる親御さんも多いようです。
小児の治療は、お子さんだけでなく、親御さんとの関係も大切です。

こんな場合に⇒夜尿症、かんの虫、虚弱体質、消化不良などに効果があります。
スキンタッチといわれる手法も取り入れております。
 9、未病を治す
 何となく調子が悪い、どことなく調子が悪い。このような経験はどなたもされたことがあると思います。
だるさ、しんどさ、気持ちが落ち着かない、イライラ、抑うつなど、書けば書くほど、気が重たくなりそうな症状は、実は「未病」かもしれません。
病気のカテゴリーには入らないですが、歴っきとした不調です。それを診れるのは鍼灸の特徴といえると思います。

こんな場合に⇒心身の疲労、眼精疲労、イライラなど

 他にも、脳内モルヒネや筋・骨格系の話など、まだまだありますが、長くなり過ぎるので一旦ここまでにしたいと思います。








岸本はり灸院ビルダークリニック

〒624-0923
京都府舞鶴市魚屋240‐9
TEL 0773-75-0893