お宮まいりとは・・・

お宮参りは、生後初めて氏神さまに参拝する行事で、「産土神参り」ともいって氏神さまに氏子の一人となったことを報告する儀式に始まったものです。
もともとは安産を神に感謝し、すこやかな成長を祈願したものです。
いまでは、出産という大役を果たした安心感、十カ月の緊張から解放された喜び、赤ちゃんにとっては初めての外出であり、母子揃って家族や親族に喜びを分け合うという色合いが濃いようです。

お宮まいりは生後何日目・・・

地方によってお参りをする日は異なるようですが男児は生後三十日目、女児は三十一日目にするのが普通のようです。
現在では、赤ちゃんがすこやかに成長するように祈る宮参りですから何日目ということにあまりこだわらなくても、赤ちゃんの体調やおだやかな吉日を選んで参拝するのがよいでしょう。また、寒さ暑さのきびしい季節はやめて春や秋の季節のよい時期に少しだけのばしてもさしつかえありません。

お宮まいりのしかたは・・・

お宮参りには夫側の祖母が赤ちゃんを抱いて行くのが昔からのしきたりです。母親はそのあとに従っていきます。
内祝いですから近親縁者は参詣には加わりませんが、現在では祖母と母親の組合せという固定観念にこだわることなく、父親が付添ったり義姉妹や実の姉妹に応援を頼んでも差しつかえありません。母親は神前で合掌するのに、赤ちゃんを抱いていてはできませんし、また産後のからだをかばう意味から赤ちゃんを抱く付添人を祖母とした習慣なのです。
お宮参りのしかたですが、神宮に祝詞奏上をお願いし、お守りをいただきますが、神前でお賽銭を投函し、鈴を鳴らして赤ちゃんの加護を祈るだけでもよいでしょう。
神社にお参りするさいに困惑するのが「心ざし」というおれいですが、地域や神社によっていろいろですから、古老や知人、すでに経験ずみの方から聞くのがよいでしょう。
お祝い袋(のしなし)に御初穂料と書きます。七五三も同じです。

お宮まいりの場所は・・・

本来ですと、その家の氏神様に詣でますが、都市化、核家族化のすすんでいる現在では氏神といってもわかりませんので、神社はじめ天神様、稲荷、不動尊、鬼子母神、観音様などいわゆる守護神であればかまいません。ですから、自宅から近いところを選びたいものです。
また、大きな神社などは別としても、神宮が一人という神社では、前日に「明日何時頃お参りさせていただきたいのですが・・・」と連絡しておくと、神主さんが留守になることもなく、予定が立てやすいでしょう。

お祝着(おいわいぎ)・初着(うぶぎ)・産着(うぶぎ)の着せ方は・・・

母親の実家から贈られたお祝着(おいわいぎ)・初着(うぶぎ)・産着(うぶぎ)・熨斗目(のしめ)、祝着とも祖母が赤ちゃんを抱えだき、祝着を赤ちゃんの背中におおって、結び紐を祖母の肩から首にまわしてうしろで結びます。

男児は黒地の羽二重に家紋をつけ、のしめ模様に松や鶴、波などおめでたい模様を描いた紋付祝着。最近では色物の生地も多く、虎や鷲、兜など力強い模様が多い。
女児は鶴や手まり、菊など、やはり吉祥模様を染と刺繍で描いた友禅の祝着。
これが赤ちゃんの正装です。
赤ちゃんのお祝用の帽子、よだれかけ、巾着などもつけてあげましょう。

母親も祖母も紋付が正式ですが、内祝いですから、黒留袖や色留袖でなくてもかまいません。無地一つ紋の着物か訪問着、小紋(さめ小紋など)に黒紋付の羽織程度を着てもよいわけです。
ただ、お宮参りのあと出産祝いをいただいたお宅や親戚まわりをすることもありますから年令的なつりあいを考えて調和のとれたきものを着るように注意しましょう。
たとえば、祖母が黒の羽織を着ていたら母親は色の羽織というようにするのがよいでしょう。

お宮まいり以外の用途は・・

祝着(初着)はお宮参りだけでなく、身上げ肩上げ、の仕立て直し(5,6千円)をして
男児は3歳「袴の儀」・5歳「羽織の儀」の七五三、女児は3歳「髪結いの儀」の七五三はもちろん、4才頃まで十分に着せてあげて下さい。お雛様などお正月の晴れ着として。七五三特集
いぬ張子

犬のように安産し、犬のように元気に育ちますように、という願いと期待を託したものです。

でんでん太鼓

いぬ張子と同様、お祝い玩具であくまでもおめでたい縁起物飾り

お宮参り扇子

お宮参りに末広(扇子)と白髪(麻の皮)に熨斗をそえて行き、生年月日と産児の氏名を熨斗に書いて、神社の格子に吊して来ます。

お守り袋

お参りしたときいただくお札を入れます。

 松原市で1973年から地域密着型で呉服店を営んでおります。着物(きもの)の事なら何なりとおたずね下さい。


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