2012年5月7日(月)第二十〇番 善峯寺(よしみねさん)


善峯寺はこれまで自転車で何度も行っていますがなぜか境内に入ったことがなく、素通りまたはそこから折り返すだけでした。今日は午後になってから家を出発、西国街道を東へ、小泉川の手前からJRの線路沿いの道へ、すぐに丹波街道に入り長岡天満宮前を通り光明寺を経由し、善峯通りに入ってしばらく走ると急な登り坂、急がずゆっくりと登り、最後の坂の手前で一息入れてから登りつめるとバスの駐車場へ、善峯橋が見えてきました。
空気は少しヒンヤリしているにもかかわらず滴り落ちてくる汗を拭いながらバス停留所近くに自転車をとめ、善峯橋を渡り新緑に覆われた階段を上っていき、東門をくぐり、さらに上り山門にたどり着いたときには再び汗が噴き出してきました。
山門の間口はそれほど広くないのですが二層のどっしりとした存在感のあるもので、江戸時代、三代将軍家光の側室で五代将軍綱吉の生母である桂昌院により寄進されたもののひとつです。山門をくぐると正面の階段の向こうに本堂である観音堂が見えます。
観音堂でお参りをしてから案内板に示されている番号順に従い、鐘楼、護摩堂、さらに登っていくと多宝塔、開山堂、釈迦堂などがあり、さらにその上の池の向こうに奥の院薬師堂がありました。境内は思っていたよりかなり広く、奥の院まで登るのが大変ですが、このあたりから京都市内を見渡すことができました。ボタンやツツジの花が綺麗に咲いているところでしばらく休憩してから下っていくと、経堂のすぐ前に天然記念物に指定されている遊龍の松が横たわっていますした。ちょうど新緑の時期、松の葉の色が周りの緑にかき消されたようになり、それほど目立たず、うまく写真を撮ることができませんでした。
午後3時半ごろ入り口の善峯橋にもどり、自転車に乗り急な坂を一気に下って行き、快調に走って長岡天満宮へ、残念ながら有名なキリシマツツジは見ごろを少し過ぎてしまっており、色があせかけていました。
長岡天満宮から山側の道を走り山崎のサントリーウィスキー工場の前を行き過ぎてから西国街道に入りました。