2012年4月27日(金)第六番 南法華寺(壺阪寺)


午前11時過ぎJR桜井駅に到着、さっそく自転車を組み立て壺阪寺めざして出発、田園と山並みの風景を楽しみながら見覚えのある飛鳥地区を通り抜け、高取に到着、土佐の家並みを写真に撮りながらゆっくりと走り、壺阪寺への登り道にさしかかりました。それほどきつい坂ではないのですが登るにつれて激しい息遣いに、休憩したほうがいいかなと思っていると壺坂寺の建物の屋根がちらりと見え、カーブをぐるっとまわると寺の駐車場に到着しました。眼下に土佐の町が見渡せる駐車場を通り抜け、急な坂(信号で一方通行になっている)を登りつめると駐車場やバスの停留所がある壺坂寺の入り口です。
先に高取城址へ登り、あとでゆっくり壺坂寺でお参りすることにしました。自転車をハイキング道の階段の横にとめ歩いて登りはじめました。高取城址の石垣の静かなたたずまいを堪能したあと、城主であった植村氏の菩提寺である宗泉寺がある高取城への旧道を下り、自転車で登ったのと同じ道をこんどは歩いて壺阪寺へ戻りました。
入山すると右手に朱塗りの講堂、左手にちょっとした墓石がありシャクナゲとヤマブキの花がきれいに咲いていました。講堂を通り過ぎると石垣がありその上にヤマブキの黄色い花ごしに朱塗りの仁王門が見えてきます。 階段を上ると左側を阿形像、右側を吽形像に守られ、片隅にひっそりと賓頭盧尊者(びんずるそんじゃ)の小さな坐像が居ます。
仁王門をくぐると、正面に飾り気のないどっしりとした三重の塔、右側に真っ白の大釈迦如来石像、左側に朱塗りの多宝塔と灌頂堂が見えてきます。階段を登っていくと三重塔が目の前にせまり、左側に本堂とその奥に八角円堂があります。本堂の中へ入り、ご本尊の十一面千手観音菩薩などを見ながら奥のほうまで周り、見かけた僧侶に聞くと写真を撮ってもかまわないとのこと、少し暗かったのですがなんとかご本尊を撮影することができました。
以前から、西国三十三所めぐりについて興味があったので納経所に立ち寄り尋ねると、特に身構えることなく、行ける所から行かれるといいですよとの返事、さっそく納経帳を購入、この壺阪寺が最初のお寺となりました。