2012年5月23日(水)第一番 青岸渡寺(那智山寺)


西国三十三 所めぐりではじめての一泊旅行、計画段階では自転車を持って行き日帰りでお参りするつもりだったのですが、家内が一緒についていき温泉でゆっくり過ごしたいとのこと、予定を変更して自転車を持たずにでかけました。
JR新大阪駅から特急列車に乗りJR紀伊勝浦駅へ、駅前からバスで大門坂まで行き、そこから熊野古道の一部となっている樹齢500年をこえる杉木立が階段の両側にそびえる大門坂を登っていきました。大門坂を抜けしばらく行くと左手に参道入り口という看板があり左折して階段を上っていくとお土産屋がならんでいましたが、参拝者はちらほら静かな雰囲気でした。那智山も神仏習合の名残、熊野那智大社と青岸渡寺が隣り合っていて左へ行けば神社、右へ行けばお寺への分岐、右へ進んで階段を上っていくと正面に朱塗りの山門、そこをくぐりさらに階段を上ると右手に入母屋造の本堂が見えてきます。本堂の右手に樹齢約700年のタブノキがあり、さらにその奥に宝篋印塔や鐘楼があります。その前を通り過ぎ納骨堂の近くの階段を下って行くと真新しい感じの三重塔がありその塔の右手に那智の滝が綺麗に見えていました。
境内をのんびりと歩き回ってから本堂前の左手にある階段を上り熊野那智大社へ、雰囲気はがらりと変わり、あざやかな朱塗りの拝殿などを見てまわりました。
那智の滝を近くで見たくなり先ほどの三重塔からさらに下りお滝拝所まで行くと、昨年の台風による被害の復旧工事が行われており、滝つぼ付近にはまだ多くの土石が堆積されたままでした。
帰りはバス通りを歩いて下って行き、しばらくしてから右手にある階段を上っていくと大門坂の下り口に出ることができ、来たときと同じ杉木立の坂を大門坂バス停まで下りました。そこからバスに乗りJR紀伊勝浦駅へ戻り、船に乗って宿泊先のホテルへ行きました。