2012年10月9日(火)第二十八番 成相寺(成相さん)


少し青空がのぞきはじめた午前11時過ぎ、松尾寺から成相寺にむけて出発、走って来た道をJR東舞鶴駅付近まで戻り、西舞鶴方面へ向かう途中にお昼の休憩をしてから舞鶴港の第二埠頭に立ち寄ったあと国道175号線を西へ、由良川に出る前に県道568号線へ右折して念仏峠を越え、八雲橋を渡って右折、国道178号線に入るとかなり強い向かい風、ペダルをくるくる回転するように心がけながら北上して由良川の河口へ、由良川橋梁が見える川原でしばらく休憩しました。
若狭湾に出て進路が北西方向になると風の影響が少なくなり海岸の景色を楽しみながら快調に栗田湾へ、そこから宮津運動公園方面に入りトンネルを通り抜け坂を下るとやっと宮津湾が見えてきました。
湾をぐるっと半周して天橋立の入り口へ、船が通過するので廻旋橋が開いていて通行止め、写真を撮りながらのんびりと待ちました。2009年11月に自転車で網野から丹後半島を右回りにぐるっと半周して天橋立まで走ったときは日がとっぷりと暮れてしまい松林の中を走ることができなかったので、今日やっと自転車で天橋立を走りぬけることができました。いろいろな案内板を読んだり、西側の阿蘇海と東側の宮津湾の景色を見ながらゆっくり走りぬけ籠神社の駐車場へ、そこに自転車を置きました。計画ではケーブルに乗らず歩いて登る予定でしたが、東舞鶴での雨と由良川沿いでの向かい風のため少し疲れていたので楽な方法を選んでしまいました。ケーブルは観光バスが到着したあとなのか満員、写真を撮ることもできず傘松駅に到着、ほとんどの参拝者はバスに乗るらしく、歩く人のための道案内は無く少し戸惑いましたが道は一本だけ、バスに追い越されながら約20分で仁王門に到着しました。仁王門をくぐりぬけ少し登っていくと左手に五重塔、その際を通り抜け弁天山展望台に登り天橋立の景色を写真撮影してから本堂へ、正面からではなく側面から入ったようで少し気が引けましたが、左側に堂々とした佇まいの本堂が見えてきました。左手前に一願一言の地蔵さん、本堂の右側に熊野権現社と十王堂があります。唐破風の入り口から木の階段を上り、外陣に入ると正面に香炉、その奥に蝋燭立てがあり、さらに靴を脱いで内陣の奥の方へ順路に従って入っていくことができたのには感動しました。
帰りはリフトに乗るつもりだったのですが、午後4時で終了とのこと、仕方なくケーブルに乗ると登ってくるときとは大違い、乗客は私ひとり、一番前の座席に座り天橋立の景色を存分に眺めることができました。
天橋立の松林を急いで通り抜け、午後5時36分発の特急はしだて8号に乗車して帰りました。