2012年5月3日(木)第二十三番 勝尾寺(弥勒寺)


山門参道鐘楼の石垣本堂鐘楼
午後から天候が回復してきたので出かけることに、家から茨木市の福井郵便局へ、そのまま府道4号線に入り西田橋を過ぎたところから勝尾寺川沿いの山道に、連休の真っ只中、自家用車は多いもののダンプトラックは全くなく気持ちよく登り、かなり疲れてきたころ、視界が開け大阪市内を見渡すことができる所にさしかかり、勝尾寺の梵鐘の音が聞こえてきました。、そこで休憩して水分補給、気合を入れ直し最後の坂を登りきると右手に勝尾寺が見えてきました。
お茶屋の中に入り入山料を支払いドアを開けて境内に入ると、右手に1603年豊臣秀頼により再建された朱塗りの山門がどっしりと構えています。勝尾寺の前は何度も通ったことがありますが、中に入るのは初めて、山門をくぐって弁天池にかかる橋から山の麓まで続く境内をながめると、新緑に包まれた寺の建物が小さく見え、その広さに驚きました。
水面からなぜか白い煙のような蒸気が吹きだしている弁天池の橋を渡ると両側に石灯篭が並ぶ新緑のトンネルとなっている参道、その先の石段を登っていくと両側にあるシャクナゲの真っ赤な花が印象的、前方には朱塗りの多宝塔が見えてきます。階段を登りつめほっと一息、綺麗に整備されている斜面の手前に菩薩像があり、多宝塔は斜面の奥に建っていました。
左へ曲がると右側に石垣、その上には鐘楼が見えています。石垣の横の階段を上っていくと正面に赤い大小のダルマがひな壇のように行儀よくぎっしりと並んでいるのが目に入ります。勝尾寺は勝ち運の寺、勝ちダルマの奉納棚だそうです。 そのすぐ横には三宝荒神社があり右手には朱塗りのどっしりとした本堂を見下ろすことができます。もう少し直進して左手に薬師堂への階段があるのですが工事中だったので素通り、右手の階段を下り本堂のある広場に出ました。本堂の手前には大師堂、本堂の向こう側に納経所、本堂の前には鐘楼があります。鐘楼付近から山門を見下ろすことができ、その左手に遠くの町並みを見渡すことができます。
桜の花が終わったこの時期、カエデの若葉の緑が特に印象的でした。
苦労して登ってきた道を気持ちよく下って帰りました。