2012年5月16日(水)第十一番 上醍醐寺(准胝堂)


竹生島にある宝厳寺からの帰り、時間が早かったのでJR山科駅で下車、地下鉄に乗り換えて醍醐寺へ、総門にたどり着いたのが午後2時過ぎ、仁王門にある受付で尋ねると上醍醐寺まで行かなくても金堂の横にある納経所でご朱印をいただけるとのこと。上醍醐寺まで登っても准胝堂は2008年8月24日未明の落雷による火災により焼失してお参りすることができない、登るのを止めようかという誘惑に負けそうになりましたが、ご朱印は上醍醐に登ったあとでいただくことにして歩きはじめました。仁王門から塀沿いに南へ、上醍醐参道の看板に従い左に折れて進むと女人堂、そこで入山料を支払うときにたずねると、午後4時30分までに仁王門に戻らないとご朱印をいただくことができないとのこと、時刻は午後2時30分過ぎ、2時間以内に上醍醐寺まで登って戻ってくることができるか、少し迷いましたがやはり登ることにしました。 いつもは参道の景色を写真に撮りながら比較的のんびり歩くのですが、時間的な制約があるのであわてて急な階段を上っていきました。3時7分ごろに上醍醐寺務所の門に到着、通常1時間かかるところをおよそ30分でたどりついたことになります。 やっと時間の余裕ができたので、気持ちを落ち着け、写真を撮影しながら醍醐水、准胝堂があった場所、薬師堂、五大堂、如意輪堂から開山堂まで登るとそこには醍醐山頂(450M)としるした標識がありました。そこから下って国宝に指定されている清瀧宮拝殿の前を通り寺務所に戻ってきたのが午後3時40分ごろ、ふたたび気合を入れ急いで参道を下り、仁王門には午後4時過ぎに到着、無事にご朱印をいただくことができました。
ひっそりした醍醐寺境内を金堂や五重塔の写真を撮りながらゆっくりと散策、地下鉄の醍醐寺駅に戻ったのが午後5時ごろ、ちょっとあわただしいお参りになってしまいました。