2012年5月10日(木)第十二番 正法寺(岩間寺)


正午ごろ石山寺を出発、南下して京滋バイパスをくぐり石山寺3丁目交差点を右折、県道106号線を走り左側に滋賀大学を見ながら進み、県道が右に折れるところをそのまま直進、すぐの信号を右折すると正法寺への一本道、京滋バイパスをまたぐ所から徐々に登りの傾斜がきつくなってきます。正面に奥宮神社の赤い鳥居が見えてくると傾斜がさらにきつくなり自転車で登るのをあきらめ、そこから自転車を押して歩くことにしました。登りきると正法寺の駐車場、拭いても拭いても流れ落ちる汗、息はハアハア、少し休憩してから自転車を管理棟の横にとめさせてもらいました。
石灯篭の立ち並ぶ新緑が綺麗な参道に入り少し進むと右側に鐘楼があり、もう少し進むと突き当たり、左側をみると眼下に町並みと遠くに山々を見通すことができ、右側には道の左右に仁王像があり赤い幟が数本見えています。仁王像の間を歩いていくと正面に祠がありそのすぐ後ろには若葉の緑が鮮やかな大きなイチョウの木、左に大師堂、左斜め前に本堂が見えてきました。イチョウの木をまわり込むと正面に芭蕉の池があり石碑が建っています。その前を左へ進むと本堂、お参りをしてからさらに奥のほうへ進むと上醍醐寺への標識がありそれに従ってしばらく歩いていくとカツラの木が多くなり本格的なハイキング道になってきたところで引き返しました。
ふたたび本堂が見えてくると右側に夫婦桂があり、ご本尊がこの木で作られたという説明書きがありました。
広くはない境内、しかし岩間山の麓で落ち着いた雰囲気がする気持ちのいいお寺ですが、未だに先代住職の後継者にまつわる紛争が解決していない模様で、見苦しい看板をみかけたのは残念なことです。