2012年9月25日(火)第二十五番 清水寺(播州清水寺)


しばらく中断していた西国三十三所めぐり、やっと涼しくなってきたので再開、今日は播州清水寺と花山院へ行く予定ででかけました。JR高槻駅から新快速電車に乗って尼崎駅へ、そこで待っていた電車に慌てて乗ると宝塚行きの快速、しかたなく川西池田駅で後から来る丹波路快速に乗り換え、三田市の相野駅で下車、駅前で自転車を組み立て清水寺を目指して出発しました。
県道141号線は交通量が少なく、気持ちよく走って行くと清水寺の看板が右手に立っている今田町木津の交差点へ、左折して県道311号線に入り、田園風景の写真を撮ったりしながら進み、しばらくしてから県道とわかれて山すその道へ入るとかなり急な登り坂、息が切れてきたころ清水寺の駐車場に到着しました。
そこから折り返すように登ると左手に徒歩用の登山口、さらに進むと大きなゲート、そこから自転車で登って行こうとすると自動車専用道なので自転車は進入禁止ですと言われ、しかたなくゲートの手前に自転車を置かせてもらい、歩いて登ることにしました。登山道は綺麗に整備された歩きやすい道ですが、全く人と出会うことなく清水寺に到着、訪れる人が少ないのかと思っていると、大講堂の周りにはかなり多勢の参拝者がいるのには驚き、ほとんどの参拝者は自家用車またはバスで来られるようです。
歩いて登ると、門などはなく大講堂の裏へ、ぐるっとまわって正面に出ました。靴を脱いで大講堂へ入ると正面の奥の間に西国三十三所の札所本尊である千手観音坐像が見え、その前で信者さんたちがお経を唱えていました。めずらしく写真撮影は禁止されておらず、大講堂内をゆっくり眺め、参拝者に迷惑をかけないよう気を配りながら写真を撮りました。
大講堂を出てから境内の案内図を見て仁王門へ向かうと、門の前は大きな駐車場になっていました。案内板などは、歩いて登ってくる参拝者用ではなく、車に乗ってご朱印をいただきにやってくる人たちを想定しているようで、仁王門から根本中堂への案内は無く、かなり遠回りしてしまいました。
古いお寺なのですが、残念なことに1913年(大正2年)の山火事でお寺は全焼、現存するお堂などはそれ以降に再建されたものであり、境内の建物を見てまわる人が少ないのでしょう。