10月7日
昨日はとても苦しかった。あの、松山のとき以来の苦しさだった。ほんとは、24時間ホルダー
心電図が終わってからにしたかったのだが、苦しさに負けて、点滴をしてもらった。良く効いて
嘘のように楽になった。しかし、胸、やはり心臓の痛みと言うか違和感は、いまだにするし、不
整脈も特に寝る前の安静時に良く出るし、何かがおかしいと僕は思う。
しかし、辻本先生は、何処にも異常があるデータはでていないと仰る。またこのまま退院だと、
仕事復帰が難しいような気がする。ここで、何とか完治したい。

24日
河島先生から、松山のデータと神戸労災でしたデータを見せてもらい。説明を受ける。
そして、全く心臓には問題が無いと言う診断であった。松山で行ったカテーテルでアセチルコリ
ンで収縮した画像でも、普通の人でもこれくらい収縮するそうである。松山とは見解が違う。先
生も見解の違いでしょうと言われた。それで、精神科を受診することになる。
そして、どうもパニック障害ぽい症状と言われ、コンスタン錠と言う安定剤を処方してもらう。し
かし、以前、うっ血性心不全で55%肥大と言われたとき、最初に撮ったレントゲンと先生が比
べているのを私も見たが、はっきり前のサイズより肥大していた記憶があるが、この松山から
送っていただいたデータには、全て同じ大きさのレントゲンである。そこが、少し不に落ちな
い?
翌日から、劇的に調子が良くなる。不整脈も胸の違和感も全く無くなった。
そして、あと高血圧の薬の調整等で、数日後退院する。

11月
今月から仕事復帰する。かなり、体力が落ちていたので暫くは苦しかった。
しかし、ときどき、脈が飛んだり、胸痛が一瞬ではあるが、起きる。毎月通院しているのだが、
別にどこも異常なしで、精神的なものなので、上手く付き合って行きましょうとのことである。

2001年
7月ごろから、暑くなってきたせいか、夜安静時に動悸や不整脈が増え始める。
毎月通院しているので、症状を言うが、心電図も異常がないし、季節の変わり目なので、
無理をしないようにと言われる。心臓自体には問題が無いので、安心するようにと言われる。
そして、先生は初めから心筋炎は起こしていないと思っています。との見解を言われた。

8月13日
今日から盆休み、発病以来1年たったので、旅行がてら、松山の病院へ行く。軽く診察してもら
ってから、道後温泉でゆっくりする予定で行ったのだが、レントゲンで心臓が肥大していると言
われ、心臓自体に全く問題が無いと言うのはおかしいと言われ、入院することになる。別に自
覚症状は無いので、帰っても良かったのだが念のためと思い一週間入院して検査することにし
た。
以前、うっ血性心不全で入院した時と同じ点滴が始まる。
そして、24時間ホルダ心電図、トレッドミル負荷心電図、心エコー、心筋シンチ等ひとおおり検
査する。
そして、一週間後退院日、説明を受ける。心電図では、やはり、時々、狭心症の波形が少し出
ています。そしてシンチ検査で、一部血が行っていないところがあり、CTと心エコーで1センチ
ほど、水が溜まっているとのこと。そして、脈拍数も通常より早く、80以上あると言われる。確か
に、自分でも血圧計で測っても87前後はつねにあるみたいだ。
以前、18歳の時に漏斗胸の手術をしているので、神戸労災ではろく膜の癒着と言われていた
のが、ここでは、水が溜まっていると言われた。そして、私が、「将来肥大型心筋症の可能性
は?」と聞くと「既に心筋が1センチ程ありその可能性もありますよ。」と言われる。
かなり、ショックである。

先生曰く、「神戸労災へは紹介状は書けません。見解が違う先生に書いても失礼になるし、僕
としても書きたくありません。また、以前に言ったとおり、一般循環器内科医の心筋炎に対する
発想は、教科書的な重傷例のみであり、軽症例は意識に無いと言ったでしょ。うちの病院で
は、1150例の軽症心筋炎の治療の実績がありますから。」と言われました。
「だから、1か月分目いっぱい薬を出しておきますので、違う病院を探してみてください。
そしたら、喜んで、紹介状でも何でも協力はします。」と言われた。

その午後、帰省に入るが酷く胸がしんどい。一週間病院で安静にしていたせいもあるが、胸が
痛い、夕方帰宅。すぐに、安静になるが、やはり苦しい、で、神戸労災で処方して貰っている、
コンスタン錠を服用。1〜2時間で嘘のように楽になった。
いったい、どういうことだろう?