診療内容
胃内視鏡検査
胃内視鏡検査は、太さ5.4mmの内視鏡スコープを口または鼻から入れて、食道、胃、十二指腸を調べます。
また、最新のNBI(Narrow Band Imaging®： 狭帯域光観察)内視鏡システムを使用して、より正確に異常を発見・診断することが可能です。
Imaged by ©OLYMPUS MEDICAL SYSTEMS CORP
以下の病気が分かります
食道(逆流性)食道炎、食道潰瘍、食道がん、静脈瘤 など
胃胃炎、胃潰瘍、胃がん、静脈瘤 など
十二指腸十二指腸潰瘍 など
経鼻内視鏡が可能です
当院では、経口のみならず鼻から内視鏡を挿入することの出来る経鼻内視鏡検査を行えます。
従来の口から挿入する方法よりも咽頭反射(吐き気)の苦しさが少なく、また会話も行えるため安心して検査を行うことができます。
NBI内視鏡システムとは
NBI内視鏡システムは、下図のように２つの短い波長光をあてることによって、粘膜下の表面構造や毛細血管などをはっきり映し出すことが可能なシステムです。
ガンや腫瘍などは、粘膜下の毛細血管が複雑に蛇行した状態であるため、NBIシステムを使用するとそのような毛細血管が鮮明に映し出されます。
粘膜の断面図 - 通常白色光とNBI特殊光のイメージ
Imaged by ©医療法人社団AYUMI 方南みどりクリニック
右写真の例では、NBIシステムを使用しない通常の内視鏡写真が上段で、NBIシステムを使用した内視鏡写真が下段となっています。
ご覧のように、通常光では一見通常もしくはかろうじて異常が分かる程度ではありますが、NBIシステム使用時は異常箇所がくっきり映し出されます。
ピロリ菌の検査
胃内に潜んでいるピロリ菌についての診療を行っています。
いくつかの検査法や治療法があるので、状態に合わせて診療を行います。
詳細については右のボタンからご覧ください。
こういう場合は胃内視鏡検査をおすすめします
✔ 胃が痛んだり、胸焼け、胃もたれを感じる
✔ 食欲が無く、体重が減少している
✔ 黒い便(血便)がでる
✔ 食事の時に引っかかる感覚や違和感がある
✔ 喫煙量や飲酒量が多い
※NBIおよびNarrow Band Imagingはオリンパス株式会社の登録商標です。
腹部エコー検査
腹部エコー(腹部超音波)検査は随時検査できます。空腹時におなかに超音波を当て、肝臓、膵臓、腎臓、脾臓、胆嚢などの様子を見ることができます。痛みがなく、体への負担がほとんどありません。
この検査によって、脂肪肝や腎結石、胆石、ガンなどが分かります。
この検査では、通常、薬や注射を使用しません。また、X線検査のように放射線被曝などの心配もありません。腹部にゼリーを塗って探触子をあてるだけです。
以下の病気が分かります
肝臓脂肪肝、肝血管腫、肝硬変、肝臓がん、胆石 など
腎臓腎結石、腎嚢胞 など
血管腹部大動脈瘤 など
胆嚢がん、膵がん など
こういう場合は腹部エコー検査をおすすめします
✔ 腹部が痛んだり、腹がはる感じがする
✔ 右わき腹付近が痛い
✔ 油っこい食事の後に腹痛がする、もしくは油っこい物が食べられない
✔ 発疹などがあるわけではないのに体の一部もしくは体中がかゆい
✔ 飲酒量が多い
