猪名川テニス愛好会   

ラケットの選び方




  これからラケットを新調と考えている皆様に、少しでも参考に
 
 なればと思い今回は、ラケット選び方のポイントを紹介します。

                                                


1. フェイスサイズはラケットの面の大きさで、ルール上85平方インチから
  135平方インチまでと決まっています。

◎ ここで面の大きさを大、中、小に分けると

 *小から中の面積(85平方インチから105平方インチ)・・・中級者から上級者向き
    です。

 *大きい面積(105平方から135平方インチ)・・・初心者から上級者まで、幅広く使
    用されています。

◎ フェイスサイズによるプレーの違い

 *フェイスサイズが大きい・・・  

     a振りぬきが悪い。
     bボールを真ん中に当てやすい。
     c ボールの飛びが良い。
     d スピンをかけやすい。
     e ボレーもよく当たる。

 *フェイスサイズが小さい・・・ 

     a ふりぬきが良い。
     b ボールを真ん中に当てにくい。
     c 力がないとボールが飛ばない。
     d コントロール性が良い。

2. フレームの長さと厚さについては、長さは29インチ(73.66cm)以下と決まってい
   ますが、一般的には27インチ位が基本となっています。
   一方フレームの厚さは、17mmから30mmが一般的ですが、厚さによってプレー
  に影響があるようです。

 *フレームの薄いもの・・・ 

     a 薄い分フレームが柔らかい。
     b コントロール性は良い。
     c ボールを飛ばす反発力が弱い。

 *フレームが中くらいのもの・・・ 

     a コントロール性もボールの反発力も丁度良い。

 *フレームの厚いもの・・・ 

     a 厚い分フレームが固い。
     b コントロール性は薄いものに劣る。
     c ボールを飛ばす反発力が強い。
 (上級者になってくるにつれ、どんどん薄めのフレームになってコントロール性を高
  める)。

3. ストリングパターンとは、簡単に言うと網目が粗いか細かいという事です。縦と横
   の網目がラケットに記載されています。

 *網目が粗いもの(18×19 、18×20など)・・・ 

    a スピンがかけやすい。
    b 反面、力が強い人は、切れやすくなる。

 *網目が細かいもの(16×15 、16×16など)・・・

    a ボールを真ん中でとらえることが難しくなる。
    b  打球感が良く飛距離をコントロールしやすくなる。

4. バランスとは、ラケットの重心のことで、その重心の位置がグリップから上端まで
    の長さで3つに分かれます。3つには、名称があります。

 *トップライト・・・重心が下のほうにあるので、操作性が良くボレーヤーにお勧め
    です。

 *イーブンバランス・・・重心がセンターにあるので、ボレー、ストローク、とオール
    ラウンドにお勧めです。

 *トップヘビー・・・重心が上にあるので振りぬいた時に重く感じるが、強打が打て
    るのでストローカーにお勧めです。
                               
5. ラケットの重さ は大変重要で、自分に合った重さを選ばないとボールについてい
   けなくなり力の乗ったショットが打てなくなります。現在240gから320g位のものがあ
   り、力強い男性などは重いラケットでコントロールをするという傾向にあります。

以上、各ポイントのメリット・デメリットを紹介しましたが、このポイントを押さえていれば、
きっと自分に合ったラケットが見つかるでしょう。