初めに 設計料について 仕事の内容 その他のサービス 必要な資料
本人でないと細かいニュアンスは伝わりにくいので、出きる限りクライアント様も夫婦(家族)にての打合せに参加していただくよう希望しています。
なるベく専門用語を使わないように分かり易い言葉で伝える事を心掛けていますがそれでもつい出てしまう事もあります。
そのような場合はどんな事でも聞いていただくようにお願い致します。
解らない事がありましたらどんな些細な事でも聞いて下さい。
『設計士さんに任せておけば大丈夫だろう』という気持ちで打合せを進める事はトラブルの基です。
模型やパース、現物見本等色々な物で説明をしますが実際に建ってみないと解らない事が多いです。
100%は無理ですが30%が40%へ、60%が70%へと相互理解を高めて行く事は出来ると思っています。
私たちの作る建築について
1 工事後に仕上げがイメージと違うと言われることがあります。
パースや写真等を使ってなるべくイメージを伝えることを心がけていますが
実物を見せることは出来ません。また、私たちの使う材料は天然素材の物も多く、まったく同じ仕上げになることはありません。
2 特に住宅において木製の扉などはほとんど既製品を使いません。玄関扉や室内の扉です。部屋の高さに合わせたり仕上げを合わせたりした
造作扉を作ります。しかし、造作扉は経年変化や湿度、温度によって反ったり、戻ったり、傷んだりします。玄関扉なども隙間が出来ます。
材料は木なので当たり前なのです。
私たちはそれが普通だと考えています。 既製品の扉は反ら ないし、あまり汚れません。ほとんど紙のよ
うな材料に木目プリントをしてるのです。見た目は綺麗ですが 出来ればあまり使いたくありません。(もちろん使う場合もあります)
3 左官や塗装等の塗仕上げやタイルや石等の貼り仕上げは職人さんの手によるものであり、既製品のような均一な仕上げにはなりません。それ
が手仕事の味だと考えています。また、それらも同じく劣化により割れたりしますが、それが普通です。自然の素材とはそういうものです。
*購入前に見本があり、 均一の仕上げで劣化しにくい住宅をお望みの方はハウスメーカーや 現物を購入
出来る建売や中古物件、マンションを選択すること をお勧めします。
( 1 ) 図面関係
(1)基本図面 : 用途 ― 最初の計画案、打合せでの確認用、確認申請用
打合せの段階で作成する図面です。
この段階でプランの内容を詰めて決めていきます。
確認申請用の図面はあまり詳しい内容が必要無い為、基本図面の最終図面
を添付する事が多いです。
(2)実施図面 : 用途 ― 見積用、施工時の基準
プランが固まった基本図面を細かく描いて行きます。
壁や素材の厚みを考慮して厳しい寸法のチェックをしていきます。
又、施工会社に見積を出す図面でもあるので、仕上や納まり等を詳しく描
きます。
(3)構造図面 : 用途 ― 確認申請用、見積用、施工時の基準(構造計算書共)
構造設計事務所に依頼して描いてもらいます。
確認申請的には「木造3階以上」「鉄骨造」「RC造」に必要なのですが、
「木造2階」レベルでも構造計算をしていただく事もあります。
(4)設備図面 : 用途 ― 見積用、施工時の基準
設備設計事務所に依頼して描いてもらいます。
住宅の場合は設計事務所が計画して簡易な図面を描くのがほとんどですが、
物件の規模や内容によって依頼します。
(5)施工図面 : 用途 ― 工事レベルでのチェック
図面上と実際の現場では必ず違いが出ます。
その為必ず現場では施工会社と打合せをして施工図面を作成してもらい検
討します。
( 2 ) パース、模型等
(1)パース : 用途 ― 打合せでの確認用
CGパース、手書きパースラフパース等必要に応じて作成いたします。
一般に図面を理解するのは難しく、作成した図面をよりわかりやすく説明する時に用います。
こちらの意図を理解していただき、イメージを共有する方法の一つです。
(2)模型 : 用途 ― 打合せでの確認用
1/100、1/50、1/20等々用途によりさまざまな模型を制作します。
最初に大体の形を検討するスタディ模型。
ある程度容が決まった時検討用に作る1/100模型
内観の雰囲気や、窓からの見え方を検討したりする1/50以上のインテリア模型
一般の方には一番わかりやすい方法だと思います。
パースと同じくイメージを共有する方法の一つです。
( 3 ) 打合せ
(1)施主打合せ
お施主さん(設計依頼された方をこのように呼んでいます)との打合せです。
基本的にはお施主さんの自宅か私たちの事務所にて打合せをします。
だいたい月に2回程度のペースで、3ヶ月から長いと1年以上打合せを重ねます。
時間は3時間ぐらいから半日以上の時もあります。
図面やパース、模型、現物の見本や カタログにて進めていきます。
壁や床の仕上から扉の取っ手一つまで 細かく決めていきます。
工事着手後は現場にて説明しながら打合せをする事もあります。
コンセントの位置や窓の大きさ等実際に確認していただきます。
設計士に任せるのではなく一緒に参加している気持ちでお願い致します。
(2)現場打合せ
工事現場をまとめているのが施工会社も現場監督さんです。
基本的に現場監督さんとの打合せにより現場を管理していきます。
週に1回程度で現場にて定例会議を設け、打合せをいたします。
その際に各業者の担当者とを呼んでいただき工事の進行を検討していきます。
まや、実際に図面通りに現場が進んでいるかチェックいたします。
(3)その他の打合せ
お施主さんの代わりに必要なその他の打合せをいたします。
システムキッチンの細かな打合せやカーテンの製作依頼、家具関係の対応等。
お施主さんの意向を伝え、打合せをいたします。
( 4 ) 各種申請関係
建築確認申請や住宅金融公庫等の申請など住宅建築に掛かる申請作業。
その他付随する各種申請作業をいたします。