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一言アドバイス

 平成6年から神戸市立多聞東小学校の歯科校医を任されています。

 乳歯はそのうち永久歯に生えかわるからといって虫歯になったままにして置くと、永久歯の歯並びが悪くなってしまうことがあります。

 早期の虫歯、歯肉炎はすぐに処置できます。

 写真1のような前歯1本か2本程度の反対交合なら数日で写真2のように元に戻ります。

 チェックを受けたら、早めにかかりつけの歯科医院で診てもらいましょう。
歯面清掃器で沈着物を除去するだけできれいになります
色が気になる人は、歯の漂白を試しては?

ブリーチング(歯の漂白)も実施中
ホームブリーチングで、ほぼ1週間で白い歯に!!
(但し、適応あり)

歯の表面が汚れているだけです。歯磨き指導だけで十分です。ブラッシングに気をつけてください。

戻りたいときウィンドウを閉じてね
写真1
写真2

一見,虫歯には見えませんが・・・。

でもこんなに大きな虫歯になっています。

←ここが虫歯です

←反対交合

←改善

↑大きな虫歯に

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この画像をクリックしてね
個人的コメントが出ます

 今年も秋の検診が始まりました。個人的には、つい最近春の検診が終わったような錯覚があります。
 
 今まで、春も秋も同じ検診をしていましたが、養護の先生が交代したとたん、
 「秋の検診は、春に行った検診のチェック検査なので、永久歯だけチェックするようにします。」
 といわれ、そうかしらと思って言いなりになって、楽な検診に走りました。
 
 1次スクリーニング検査としては、これで十分なように思います。
 ただ、大事なのは、スクリーニング検査で引っ掛かった生徒の対応です。
 特に問題が大きい生徒に対して、積極的な指導が重要となってくると思います。

 口腔清掃が十分でないため、永久歯が多数にわたってムシ歯になりかけている生徒がいます。

 時間的に余裕ができた代わりに保健室で、歯磨き指導を行ってもよいのでは?と考え提案してみると、
歯垢染色剤の使用等はできないとのこと。

 アレルギー等が心配とのことですが、アレルギーや副作用の危険が0とは言い切れませんが、現在安全とされているものを否定されるのはおかしな話です。

 気長に折衝してみようと思います。

 実を言うと、校長先生の同意を得て上記の1から2歯の反対交合も、今年から指導書を出していただけることになりました。

 まだまだやらなければいけないことは多々ありますね。

学校歯科医の独り言

多聞東小学校 保健委員会の記録

平成15年11月27日保健委員会