人口動態統計と疫学

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  未熟な左手が作った臨床工学技士国家試験の公衆衛生学に関するよりぬきノートです。
公衆衛生学は、法律改正や人口動態などによって内容が変化しやすい分野です。
内容的に古いものや誤りがございましたら、ご連絡下さい。




総論

健康の定義

  健康とは、身体的にも精神的にも社会的に完全に良好な状態


予防医学

分類概要
第一予防健康増進・健康教育

特殊予防
・社会全体の適切な衣食住の提供
 (休養、レクリエーション、健康教育、生活環境の改善など)
・予防接種
第二予防早期発見・早期治療
適切な医療と合併症対策
・疾病の早期発見・治療(健康診査など)
・疾病の進行を遅らせ、合併症を予防し後遺症を軽くする
第三予防リハビリテーション・後遺症の予防、社会復帰対策、再発防止対策


衛生統計

人口動態統計

≪死因別死亡率≫

第一位第二位第三位
悪性新生物心疾患肺炎

≪悪性新生物の部位別死亡数≫

男性(順位)1.肺、2.胃、3.大腸
女性(順位)1.大腸、2.肺、3.胃
男性(増加)肺、大腸
女性(増加)大腸、肺、乳房


疫学

疫学

  疫学とは、人間集団における疾病の分布とその発生原因の研究である。


症例(患者)―対照研究

  病気に罹った人から症例を選び、次に健康な人から症例と年齢や性などが対応した症例を選ぶ
2つのグループの結果から過去にさかのぼり原因を探る(後ろ向き調査)

≪利点と欠点≫

利点 ・ 時間と手間、費用が少なく済む。
 ・ 稀な症例にも対応
欠点 ・ 人の記憶に頼ることが多く問題(バイアス)が多い。
 ・ 寄与危険度は調査できない。

≪評価≫

オッズ比: 要因のある場合病期発生危険が、要因のない場合に比べて何倍高いか
病気
ありなし

ありab
なしcd
  オッズ比
病気
ありなし

ありab
なしcd
オッズ比=(a×d)/(b×c)

要因と病気が関係ないと1となる

コホート研究

  健康な人(病気の要因をもつ人ともたない人)を調査対象として選び、病気がどのように発生するかを将来に向かって追跡調査し、発生率を比較する。(前向き調査)

≪利点と欠点≫

利点 ・ バイアスが少ない。
 ・ 目的以外疾病の発生を評価できる。
 ・ 寄与危険度の調査ができる
欠点 ・ 比較的大規模な集団が必要であり、時間と手間、費用が大きい。
 ・ 稀な症例には不適

≪評価≫

相対危険度: 要因のない場合と比べて何倍高いか
寄与危険度: 要因のある人の病気発生の危険が要因を取り去ることにより低下する割合
病気
ありなし

ありab
なしcd
要因罹患者数  : a/(a+b) ・・・@
非要因罹患者数 : c/(c+d) ・・・A
相対危険度 : @÷A、(a×d)/(b×c)
寄与危険度 : @−A

疫病に関する統計

≪罹患率(発生率)≫

  ある期間内に新しく発生した患者数

≪有患率≫

  全人口に対するある一時点に存在する患者数








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