| 電磁環境電磁障害(EMI)  機器から発せられる電磁波のために、他の機器が障害を受け、トラブルを発生すること 
 電磁的両立性(EMC)  許容できるような電磁妨害波をいかなるものに対しても与えず、かつその電磁環境において満足に機能するための機器又はシステムの能力 
 電磁的耐性(immunity)  静電放電、雷、無線局、各種機器・システムからの外部雑音(ノイズ)によって性能が劣化することなく、これらの耐えることができる能力 
 
 システムの安全性特性分析手法≪FTA(故障の樹分析)≫   起こった事故の根本の原因を分析する。 
 ≪FMEA(故障モード効果分析)≫   個々の事象が全体にどのような影響を及ぼすか表形式で分析する 
 誤操作防止システム≪多重系≫   重要な部分を二重、三重にし1つが故障しても他の同じ役目の部分が片代りするシステム例) 停電用バッテリー
 
 ≪デッドマンシステム≫   デッドマン(死人)には操作できないシステム例) 操作具を押し続けないと動作しないようにするシステム
 
 ≪フールプルーフ≫   フール(馬鹿)に対するプルーフ(保護)のシステムで、間違った操作が構造上できないシステム=誰が使っても安全なシステム
 例) ピン・インデックス、ピン(シュレーダ)方式迅速継手
 
 ≪フェイルセーフ≫   フェイル(失敗・事故)が生じてもそれを検知し、自動的にシステムをセーフ(安全な状態)に導く システム例) ガス遮断安全装置、低酸素防止装置つき流量計
 
 ≪メンテナンスフリー≫   メンテナンス(保護)がいらないように丈夫に設計された部分 
 アベイラビリティ(稼働率)  ある期間どの程度動いたかという指標。機器廃棄の指標にもなる。 ≪平均故障間隔(MTBF;Mean Time Between Faiures)≫   システムが故障してから、次に故障するまでの平均時間=システムが稼動している平均時間。
 
 ≪平均修理時間(MTTR;Mean Time To Repair、MDT;Mean Down Time)≫   システムが故障して修理に要する平均時間=システムを修理している平均時間
 
 ≪定常アベイラビリティ(稼働率)≫   システムが正常の動作している時間の割合。
  
 
 信頼度(記号;R)  複数の要素で構成されたシステムが機能を維持している確率。信頼度(R)は、1を越えることはない (∵ 全く故障しない確率が1)
 ≪直列系≫   どの機器に故障が起きてもシステム全体が動かなくなる接続全体の信頼度は、最も信頼度の低い部分の信頼度より低くなる。
 
	 
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				| 機器A | 機器B | システム全体 |  
				| ○ | ○ | ○ |  
				| ○ | × | × |  
				| × | ○ | × |  
				| × | × | × |  |  
		| 直列系の全体の信頼度=R1×R2 
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 ≪並列系≫   同じ機能を持つ機器を複数接続することで、1つの機器が故障しても他の機器で代替できる接続全体の信頼度は、高くなる。
 
	 
		|  | 
			
				| 機器A | 機器B | システム全体 |  
				| ○ | ○ | ○ |  
				| ○ | × | ○ |  
				| × | ○ | ○ |  
				| × | × | × |  |  
		| 並列系の全体の信頼度=(R1+R2)−(R1×R2) =1−(1−R1)×(1−R2)
 
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