安全管理工学 その1

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  未熟な左手が作った臨床工学技士国家試験の安全管理に関するよりぬきノートです。
誤りがございましたら、ご連絡下さい。


各種エネルギーの人体への危険性

エネルギーの安全限界

エネルギーの種類作用(対象)安全限界
低周波電流離脱限界 10mA  (マクロショック)
感知電流 1mA   (マクロショック)
心室細動 100mA (マクロショック)
 0.1mA  (ミクロショック)
高周波電流熱傷(皮膚) 1W/cm2
眼障害 0.1 W/cm2
睾丸 0.01 W/cm2
超音波キャビテーション 10 W/cm2 以上
熱作用 1 W/cm2
生殖細胞 0.1 W/cm2
温度患者の熱傷 41℃  (患者装着部)
 50℃  (患者短時間接触)

人体への電撃反応

電撃の種類電流値人体の反応
マクロショック1 mAビリビリ感じ始める(最小感知電流)
5 mA手・足に許し得る最大電流(最大許容電流)
10〜20 mA手が離せなくなる(離脱限界電流)
100 mA心室細動
ミクロショック100 μA心室細動

≪マクロショック≫

  低周波に皮膚から体内に流れる電流値により起こす反応
マクロショックの許容限界 : 100μA


≪ミクロショック≫

  心臓内に電極リードやカテーテルにつながれた機器が漏電し、心臓に直接電流が流れ込む電撃をミクロショックと呼ぶ
ミクロショックの許容限界 : 10μA

※ 故障時のマクロショック、ミクロショックの基準は上記の5倍まで許容


電撃反応の周波数特性

  人の体は、高周波になればなるほど感じにくくなる電撃に対する周波数特性が存在する。
人体は1kHzを越える電流には、周波数に比例して感電閾値(ビリビリと感じ始める最小電流値)が上昇。

電流の周波数感電閾値
(低周波基準)
人体の反応
直流〜1 kHz
(低周波)
1 kHz以下の低周波では、ほぼ等しい反応を示す。
最も電撃反応を起こし易いのは、50〜60Hz付近(商用交流)
10 kHz10 倍低周波電流の10倍感じにくくなる。
100 kHz100 倍低周波電流の100倍感じにくくなる。
1000 kHz1000 倍低周波電流の1000倍感じにくくなる。






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