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[3] 桜の園入口から山頂へ
途中、鉄橋を渡り、トンネルをいくつか抜けて、我々は大峰山の登山道の入口に着いた。
GNG:なぜ「桜の園」(写真1)がこんなところにあるのか?その昔、武田尾一帯の山林を所有し、桜の研究をしていた笹部新太郎(1887-1978)というひとがいました。大学で法律を学んでいたそうですが桜の研究者になってしまったという方です。いまでもその桜の一部が残っています。今回の調査は季節が違いましたが、ぜひ桜の季節にもう一度来ようと思いました。
ゑゐぢ:前回(第1回 [9] 大峰山への道 別ウィンドウで表示)来たときには、登山口には、人が登っていた形跡がなかったのですが。今回は、登山口の道も整備されて、少し登ると最近設置されたであろう案内板がありました。ちなみに写真4は、頂上にあった一等三角点です。前回、線路があったときにはどのようにして、この登山道まで来たかという事が気になっていたのですが、笹部氏は貨物列車を借り切ってこの付近に停車させて登ったそうです。
IXE:廃線跡から分岐して約2時間で大峰山頂に到着しました。途中自転車で登ってきておられる方に遭遇しました。驚きです、よくこんなところまで自転車で登ってこられたものです。このときは隊員約一名の状態から私たちの状態は八甲田山やインパールので旧陸軍の行軍のようでした。
PSG:登るにつれ疲労が溜まってきていましたが、山頂に近づいているという感覚が足を進めていました。周囲にあふれる緑はとても素晴らしいものでした。
ゑゐぢ:駅でためてきたモティベーションを押さえるため、水分の補給をしなかったことにより、頂上に着いたときには、完全に脱水症状を起こしていました。のぼる途中は他の人に荷物もってもらって、かろうじて登っていました。