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詩集 名前のないもの  付録 拾遺集 06

日常


カビのはえたハエ取りマットの上で
ナナフシの子が死んでいたりすると
哀しい

明日の朝
光が草の葉梢に初めて届く時
輝く露の玉を
いとおしむ

これはまた
暑い夜

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