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詩集 名前のないもの 第2章 駄荼懦惰堕 11
あきらめ
あきらめはしない
この町にいる間は
春のカラマツの緑の点描の中でも
冬の痛いような雪道の上でも
ボクは待っていよう
それは必要なのだ
たしかに
もし足りないものがあるのなら
ぜひともそろえることにしよう
たとえそれが
意志と才覚であったとしても
とにかく
あきらめはしない
(1967.7.14)
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