メインジェット交換

2001・04・07
2004・10・10改定



メインジェットの交換は、キャブの掃除+MJを取り替える作業だけなので全く問題の無い作業です。ココを参照してください。
ま、これに関しては、取り替える作業より、何で取り替えるか?どうしたいか?・・・で、MJを何番にするか?って所ですんで(^^;

私は、K&Nを入れて、たまにアクセルOFFでアフターファイアが出ることが有り、この時、出力を計測したのですが、ノーマルはカタログどおりの回転数で最大出力になってますが、変更後は、パワーは上がっていますが、ガスが足らなくて頭打ち状態になっているのでは・・・?と予想してみました。(ホンマか嘘かはわからんですが)

 

 それで、MJの番手を上げて濃い方向に持っていこうと思ったわけです。どれだけ上げるかは・・・直感です(^^;

 脱線しますが、(F)CRとかみたいに強制開閉式のキャブの場合は、アクセル開度に対する各ジェットの受け持ち範囲ってのは比較的明確に分かれています。
ところが、ノーマルCVの場合はと言うと、MJいじると全般的に変わったように感じます(^^;あくまでも、私の推測ですが少ないアクセル開度でもトルクがかかる(負圧がかかる=アクセル開度にエンジンが付いてこない状態)とダイアフラムはスライドバルブを引き上げる方向になるので、見かけ上強制開閉でアクセルを開けた状態になっているのかな?・・・と。ですので、MJを変えると、かなりの広範囲でバランスが変化しますので、その点は注意しないとアカンかもしれません。


フロートカップをとり外した様子

 キャブのところでも書きましたが、フロートカップを外すと丸見えのフロートに変な力がかからんように、注意しましょう!後でレベルが狂って、泣くはめになったりします。


メインジェットとスタータージェット

 今回は、メインジェットの交換なんで、まずSTDのMJを取り外して、新しい(番手が大きい)のに付け替えるだけです。ここで問題です。純正のキャブにはキャブ設定用のキットパーツなんてありませんので、形が同じのをショップで見繕って来るか、他車種のを流用するかどちらかになるのですが・・・私は純正の流用にしました。なんと言っても安定供給と値段が安かったので(^^; ちなみに、YAMAHAのバイクなら、3GMに使えるMJの番号とパーツ番号を全ての番手で対応付けできてますので、0.25間隔で95番辺りから160番位までなら、いつで純正でそろえることが出来ます。



メインジェット(手前がSTD、後ろが5番Up用おNewのMJ)

 ・・・で、結局5番上げることにしました。#1---#4=130-127.5-127.5-130で行く事にしました。130番は「YZF−R1」用、127.5番はFZR1000ドイツ仕様#2、#3用にしました。

パーツ番号
130  : 3G2−14231−26−A0
127.5: 3G2−1423A−76−00

 全部を付け替えられたら、フロートカップを元通りにして、後は外したのと反対に組みつけていくだけです。まあ、ついでなんで、各ジェット類やポートをキャブクリーナーなんかで、きれいにしてやれば二度手間にならないですね。

 気をつけること・・・
○ 基本はキャブのお掃除と全く一緒(^^;
○ かなり古いバイクとは言え、3GMは1000cc有ります(^^;基本的なMJの守備範囲は相当アクセル開度を開けた所になるわけで、はっきり言って、公道でこれのセッティングを正確に出すのは極めて困難・・・って言うか(法律の範囲では(w)不可能に思います(^^;高速道路で2速〜3速辺りで確認するのが限度ですから、ある程度、方向性なり、濃いか薄いかをここで判断して、最後はエイヤッって決めざるを得ません。この時間違っても、明らかに分かるくらい薄い状態は危険(エンジン焼きます)なので、どちらかと言うと、濃い状態にしておき、あまりに濃いのなら、MJを0.25とか小さくするとか、私のように吸気のフローを稼ぐとかしたほうが安全なように思います。ま、どっちにしても、乗って気持ちの良い状態になればいいのですが・・・。


インプレ

 最初この状態で、かなり良くなったと感じたのですが、その後いろいろな条件で走っていくとある程度問題点が分かってきました。基本的には、K&Nをノーマルボックスに入れた状態で、MJ5番Upだと少し濃い状態になります。多分2.5Upで丁度良いのかもしれません。まぁ、ノーマルのままでも、少し薄く感じますが全く問題は起らんでしょう(^^;ただ、パワーカーブを見ると一番回転の高い所で、薄い傾向が有りますので、そこは多少はマシになっているかもしれません。

 というわけで、ここで2.5番下げたら良いのですが、せっかく濃い状態なのだから、もっと空気を食わせてこの状態で適正な混合に持っていけたら、多少のパワーアップが望めるはずなので、このMJの状態でエアをたくさん取り込めるようにしていきます。
 そこで、思いついたのがエアクリーナーの改造です。


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