3.形式区分について

113系800番台は国鉄時代の付番の慣例と違う点があります。クハ111の0番台からの改造車は奇数番号、CP付き300番台からの改造車は偶数番号と区分されていましたがJR化後に改造された車両はこれとは関係なく付番されています。またパンタグラフ付きの車両で800番台の区分は、従来パンタグラフの取り付け部分が低屋根になっている車両を意味してましたが、モハ112・クモハ112の800番台は低屋根にはなっておらず慣例からはずれています。

4.クハ111 800番台とクハ115 600番台

2−4の項目でも少しふれましたがこの2形式区分、元をたどればどちらもクハ111の0・300番台からの改造車で福知山色を纏うと外観上よく似ていますが、少し違う箇所があります。

5.WAU102型クーラー

初期に登場したM形と後期に登場したS形の2種類あります。(工場入場時に入れ替わることがあります。)
  【WAU102M形】角ばってます   【WAU102S形】丸みをおびてます

6.3両のWAU202搭載クハ111

クハ111では823・824・825の3両みWAU202を搭載しており、825はシールドビームでATS−B搭載で判別しやすいですが823・824はほぼ同じですがジャンパ栓に違いが見られます。(詳しくはクハ111分類を参照下さい)

7.所属表記

左は1987(S.62)年3月撮影で『福』は新字体ですが、現在は右のように旧字体が使用されています。

8.未改造グローブ式ベンチレーター

2−2.ベンチレーターの項目で触れました未改造の画像です(左上)クハ111−826〜828の3両は800番台へ改造する前にWAU102で冷改済でベンチレーターがクーラーに挟まれる配置になり、雪の舞い込みが軽減されたと推測します。3両の中で最後まで残っていた828でしか確認していませんが残りの2両も同様に未改造だったかもしれません。 

右上は小加工された800番台特有のタイプ。                       
2007(平成19年)10月頃から特徴の一つだったグロベンが、原形に戻されているのを確認。(画像:左)

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