9.水タンク

水タンクについても違いが見られます。
    【左上=818】:通常タイプの両サイドが丸みを
          おびています。
【右上=817】:は通常より少し大きく両サイドは
          角ばっています。
    〔両車共車体中央部に取付られていて画像が
     不鮮明になっています。〕


【左下=819】:は817と同じ大きさと思いますがこちらは前者と違い取り付け位置が異なり車体の端に寄っています。

10.野生動物(鹿)対策

福知山以北の区間では鹿による事故が多発したらしく、その対策として小型特殊の警笛が取り付けられていたのを思い出し、現役K編成4本のを確認したところ写真のように全編成で違いました。
K4 溶接で取り付けてある。 K9 撤去されたのか取付金具が残る。
K5 K9同様に金具だけだが全検入場時
   に金具も塗装されている。
K13 残存していてK4と類似しているが
    取付金具が付いている。
この状態を見る限り効果があったのか、それと現在もK4・K13では機能しているのか疑問が残ります。

11.半自動取り扱いプレート

            半自動案内プレート 当初は広野〜城崎間と表示(画像=左)してましたが山陰本線園部〜福知山間電化以降路線名を明記し2区間表示(画像=右)になりました。 その後福知山線篠山口まで複線化の際対向列車待避がなくなり停車時間が短くなった為か扱い区間が篠山口〜福知山に変更になった様です。
そのため、従来のプレートの上からシールを貼り付け訂正しています。

12.冬季対策

冬季にはパンタグラフのバネにカバーが取り付けられます(113系のみ。115系には金属製カバーが最初から付いてます)また、連結器にもカバーが付きます。このカバーは国鉄〜JR当初は緑色の袋状のものでしたが現在は銀色の形成されたものになっています。 冬仕様のパンタグラフ
初期の連結器カバー 現行の連結器カバー
連結器カバー。左上:初期のタイプ
          右上:現行タイプ

13.トイレ

K編成は種車の物を引き続き使用、S編成(後のY編成)は種車にないため新たに新設されました。設置にあたり水タンクを床下に増設するスペースが無いため車内にスペースを確保し便所の隣に縦型の容量250Lのタンクを設置しました。K編成のクハ111は当初は垂れ流しで、編成中に2箇所(K13・K14の115系を除く)にありましたが、1992(H.4)年〜1993(H.5)年にかけて汚物処理装置を城崎側先頭車に設置し、大阪側は使用停止になりました。これは、改造当初から汚物処理装置が取り付けられていたS編成(クモハ112)と115系のK13・K14には城崎側にしかトイレがなく、汚物処理装置の取り付け位置を統一する目的があるものと思われます。 形状は国鉄時代に採用されていたタイプでJR化後改造された網干区等のクハ111に採用されたカッセット式ではありません。しかし最終改造増備されたクハ111−826〜828は種車時代にカッセット式で改造されており転入後もそのままになっています。また、使用停止になったクハ111の水タンクは存置されています。
 【写真(左)は汚物処理装置が取り付けられたクハ111】
                           クモハ112の汚物処理タンク
              カッセット式タンク

トップページに戻る

戻る

〈2007.−3.27追記〉