クハ111 800番台とクハ115 600番台

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1.ジャンパ栓受け

クハ115 600番台のものは原型を保っています。それに対してクハ111 800番台は城崎側は撤去されてありません。大阪側には装備していますが、原型のものではなくクハ111−2000番台タイプの物が取り付けてあります。しかし1995(H.7)年度に改造された826・827(いずれも城崎側)は原型を保持したままで正面から判別がつきにくくなりました。

2.客ドア取っ手

クハ115 600番台は凹型でドアに埋め込まれてます。クハ111 800番台は凸型です。推測ですが113系800番台の半自動扱い時ドアが2枚連動している為重たく115系の凹型ですと指先の力で開けることになるので凸型になったのではないでしょうか。(取っ手の取り付け易さからかももしれません)

3.床下機器

         クハ115 600番台          クハ111 800番台
両車とも耐寒・耐雪改造を施しているのですが、カバーの形状にも差違が見られます。クハ115への改造時、鉄製の箱形カバーが取付けられています。800番台の方は合成繊維製と思われる簡素な物になっています。
左はクハ111基本番台車。0番台ながら、タイフォンカバー取付けと同時に800番台とほぼ同じようなカバーが取付けられていました。こちらは裾を絞ったようになっています。