ふるさとむら農村ボランティア
千早赤阪村の棚田
ふるさとむら 農村ボランティア

日本にも訪れた人口減少の波、そして都市部への人口集中。兵庫県の中山間地域でも、過疎化と高齢化が まさに深刻な問題となっており、その存続自体が危ぶまれる集落が数多く生じてきているそうです。 そんななか、県の推進する中山間地域再生の為の施策の一つに、「ふるさとむら農村ボランティア活動」 があります。
キーワードは「都市部との交流」
ここでは、この「ふるさとむら農村ボランティア活動」に関する情報を、お届けしたいと思います。

※中山間農業地域
都市的地域や平地農業地域以外の、中間農業地域と山間農業地域の総称。 これらの地域は、平地の周辺部から山間地に至るまとまった平坦な耕地の少ない地域で、地勢等の 地理的条件が悪く農業の生産条件が不利な場合が多い。


「ふるさとむら 農村ボランティア活動」とは

「ふるさとむら農村ボランティア活動」とは、都市住民にボランティアとして中山間農村地域に於ける 農作業やイベント等を手伝ってもらい、農村住民と都市住民の交流を推進しながら中山間農村地域を活性化 していこうとする活動です。
平成19年度までは「ふるさとむら保全活動」と「棚田交流人」という2つの活動がありましたが、 平成20年度から一本化され、「ふるさとむら農村ボランティア活動」として、新しくスタートしています。

この活動を通して、
  ・農村地域の自然・四季の景観を楽しむ
  ・農村の人たちとの温かい交流を持つ
  ・都会と違ったスローな時間を過ごす
  ・農村地域の新鮮な食材を味わう
といった事が体験出来ます。
(図:養父市「ふるさとむら農村ボランティア活動体系図」より)
ふるさとむら農村ボランティア活動体系図の画像
ネットで偶然「ふるさとむら農村ボランティア活動」の事を知ったのですが、自然の中で体を動かすのが好きで、 誰かの役に立ちたいと思っていた私にとって、まさにビンゴの活動でした。

詳しい事が知りたい方は、 兵庫楽農生活センター≫農村ボランティアの広場 をお訪ね下さい。
地域・活動内容・活動時期など、「ふるさとむら」に登録している各地区(集落)の情報を参照出来ます。 会員登録のページからは、Webフォームで手軽に会員登録を申し込む事が出来ます。

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ひねもすのたりのたりかな
ハチドリのひとしずく
ひょうごの杜
≪ふるさとむら農村ボラ≫
ふるさとむらとは
活動の概要
元気村かどの
八代集落中山間地を守る会
準備するもの
Vitamin-L
Bike
Diary
Blog
Profile

カウンタ

活動の概要

一言で中山間地域と言っても、それぞれの地区によって抱える問題も様々で、当然取り組み内容も異なります。
・地域でのイベントに参加してもらい、その地域の認知度を上げる
・農作業とは直接関係のない、農業に関する技術がなくても出来る作業を通して交流を広げる
・共同農園などで農作業自体に携わってもらい、農業への理解を深めてもらう
・集落の高齢化や人手不足を補う為に農作業を手伝ってもらい、農地を維持する
・耕作放棄地の復旧作業などに携わってもらい、集落を活性化する
それぞれの集落が、それぞれに抱える問題に、その地区の特色を活かしながら取り組んでいます。

私の参加している「ふるさとむら」は、丹波市氷上町葛野(かどの)地区の「元気村かどの」と、 豊岡市日高町八代地区の「八代集落中山間地を守る会」です。
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丹波市氷上町葛野(かどの)地区「元気村かどの」

葛野(かどの)地区は丹波市氷上町にあり、街からも程近い平野部に広がる農村です。 平野部にあるため機械化は進んでおり、都市部からもさほど遠くないという、中山間地域のなかでも 比較的立地条件の良い地域と言えるでしょう。
しかしながら、この地区にも他の農村と同様に高齢化の波は押し寄せているようです。 「元気村かどの」の活動以外にも、「健康むら かどの」、「清住村おこし実行委員会」、「かどのASC」、 「かどのの郷 青空市」、「丹波の黒ごま振興会」、「かどの外出支援者クラブ」など、様々な地域おこしの 活動に取り組んでおられます。
何かをお手伝いするというより、自然に触れ合って楽しませてもらうという感覚で、「ふるさとむら」に 参加させてもらっています。
葛野(かどの)地区の現地の様子を、以下に簡単に紹介します。

葛野(かどの)田園風景 田植え機を運転

この様なのどかな風景の中、のんびりと作業させてもらえます。一番楽しかったのは、やはり この 田植え機を運転させてもらった事です。ここ数年で最高のヒットです。ホントに楽しかった〜♪

たまごかけごはん 葛野(かどの)玉葱畑

お昼は「かどのの郷」で、 人気メニューの「たまごかけごはん」を頂きます。350円で、ごはんもたまごもおかわり自由です。 この日は玉葱畑の雑草取りでした。飽きないように、いつも違った作業を用意して下さいます。
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豊岡市日高町八代地区「八代集落中山間地を守る会」

八代地区は農地の全てが棚田である為に機械搬入の難しい耕作地も多く、それによって作業の効率化も進め難く、 結果として付随する作業も軽減されません。 加えて、集落の高齢化が進んでおり、人手不足による耕作放棄が進んでいます。これらの課題を何とかしようと 頑張っている地元の人がいると知り、微力でも何かお手伝いしたいと思うに至りました。
しかしながら、なかなかハードな農作業に加え 自宅からも遠く朝も早かったので、体力的にきつくて  今は暫く顔を出せておりません。そのうちまた復活しようとは思っているのですが・・・。
八代地区の現地の様子を、以下に簡単に紹介します。

八代の棚田・里芋畑1 八代の棚田・里芋畑2

真夏の炎天下での農作業は、本当に過酷なものです。ボランティアの方は私よりご高齢の方ばかりで、 頭が下がります。この日は、熱中症で私が一番にダウンしてしまいました・・・情けない(TT)

八代の棚田・里芋畑3 八代の棚田・里芋畑4

この棚田は稲作をやめ、里芋畑になりました。手前半分は雑草(稗)がボウボウに伸びていました。 里芋がありますので、手で刈るしかありません。猛烈な重労働でした。
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装備・その他準備するもの

さて、それではいよいよ「ふるさとむら農村ボランティア活動」に参加しようという方、 以下のような物を揃えて行かれると役に立つと思います。ご参考にして頂ければ幸いです。

麦わら帽子
(防虫網付き)
夏場は必需品ですよね。防虫網は別に単品で売られています。
帽子 涼しくなればこれでも可。麦わら帽の下に被れば、汗も吸ってくれます。
長袖のシャツ 日焼け、虫刺され、草のかぶれ、擦り傷・切り傷など、色んな事から守ってくれます。
雨合羽 夏場は雨の方が涼しいです。晴天でも前日雨だったなら、下だけ履いたりします。
腕抜き 服の袖口の汚れを抑えることが出来ます。
軍手 滑り止め付きの方がベターです。
ゴム手袋 濡れ作業の場合は、これの上に軍手をすれば完璧です。
皮手袋 草刈機などを使う場合は、こちらの方がベターです。
長靴 どんな時でも、作業靴はこれです。
虫除けスプレー 夏場にかけ忘れると悲惨です。
クーラーバック 水分や軽食などの、夏場の食品の保管用に。
タライ 長靴、雨合羽などの汚れ物入れに便利です。段ボール箱&ビニール袋でも可。
新聞紙 汚れや水気を吸ってくれます。車のシートカバーやフロアマットにも早代わり。

農村ボランティア 装備

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