春の海ひねもすのたりのたりかな
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旧ブログ(関西どっとコム、eoWiSH)の頃の日記の抜粋です

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    以前のプロバイダに掲載していた、むか〜しのコンテンツです (^^;

七夕あれこれ(2007.7.5/Thu)

週末の土曜日は7月7日、織姫星(織女)と彦星(牽牛)が1年に1度会うことができる七夕である。 しかし七夕の頃はというと日本列島の殆どの地域は梅雨の真っ只中で、例年この時期に2つの星を見ることは難しい。
ではなぜ雨の多いこの時期に七夕なのか。

これは、旧暦の7月7日に祝っていたものを、新暦になってもそのまま7月7日に祝っている事による。 明治時代に改暦が実施され、明治6年1月1日より、それまで使用されていた太陰太陽暦(天保壬寅暦)から、 太陽暦(グレゴリオ暦)が使用されるように変わった。
太陰暦とは月の満ち欠けが暦のベースとなっており、 原則として朔(新月)となる日をその月の一日として日付を数える。 三日月は3日、満月は15日(十五夜)といった具合に、日付と月の満ち欠けに対する呼称が一致する。
月の満ち欠けを基準として1カ月の長さを決めると、満ち欠けの周期は多少変化するが、平均して凡そ29.5日。 小の月が29日、大の月が30日となり、小の月と大の月がほぼ交互になる。 太陽暦と同じく1年は12カ月なので354日となり、実際の1年より11日ほど短くなってしまう。 そこで19年に7度の割合で、「閏月」を作り1年が13カ月となる年を設けて(旧暦の閏年)、 暦と季節の関係を調整したものが太陰太陽暦である。
現在でも「新暦の7月7日」ではなく、「旧暦の七月七日に相当する日」や 「月遅れ(新暦の8月7日)」に七夕祭りを行う地方も多い。

今後10年間の、太陰太陽暦での7月7日となる太陽暦の日付は以下の通り。
2007/8/19
2008/8/7
2009/8/26
2010/8/16
2011/8/6
2012/8/24
2013/8/13
2014/8/2
2015/8/20
2016/8/9
七夕の笹のイラスト

七夕伝説の起源はと言うと、やはりこれも中国。 もともとは、中国の織女(しょくじょ)牽牛(けんぎゅう)の伝説と、 裁縫の上達を願う乞巧奠(きこうでん)の行事とが混ざり合って日本に伝わり、 日本に従来からあった棚機津女(たなばたつめ)の信仰とが混ざって出来たとされている。

【乞巧奠(きこうでん)】
古代中国での宮廷行事で、7月7日の夜に織女星をながめ祭壇に針などを供えて技芸の上達を願うというもの

【棚機津女(たなばたつめ)】
村の災厄を除いてもらう為に、水辺で神の衣を織りながら神の降臨を待つという巫女の伝説

織女(しょくじょ)牽牛(けんぎゅう)のお話は・・・
天帝の娘である織女は、機織の上手な働き者の娘。川向の牽牛もまた、働き者の牛追いの若者。 働きづめの娘を心配した天帝は2人を引き合わせ、2人はめでたく夫婦となる。
ところが、恋に夢中になってしまった2人は全く働かなくなってしまう。 それをみた天帝は怒り、2人を天の川の両岸に引き離してしまう。 そして、一年に一度、7月7日にだけ会うことを許した。
という、お馴染みのストーリーであるが・・・

織姫星(織女星)はこと座の1等星ベガ、彦星(牽牛星)はわし座のアルタイルである。
週末の夜半過ぎに天空を仰いで、頭上に瞬く2つの恋する星たちと二人の間に横たわる星の大河に、 銀河伝説の世界へと想いを馳せてみるのはいかがだろう。
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注腸透視(2007.6.27/Wed)

まぁ 読んで字の如く、ご想像通り「大腸]線」検査の事である。
最近、知人がこの検査を受け、結構きつかったと言っていたのを聞いて、 思い出した――私のあのつらい経験を・・・。

胃のレントゲンは皆さんも良くご存知だろう。
バリウム飲んで、発泡剤で胃を膨らませ、台の上に寝そべってグルグル回らさせられる。 右に左に向きを変えさせられ、足の方が下がったり上がったりと台が動いたり、 腕力のない女性やお年寄りにはちょっと辛いだろうと思う。

ゲップをしてしまうと胃がしぼんでしまうので我慢せねばならないが、これはさほど辛いものでもない。 初めての時、慣れていなかったのでつい、「ゲフーッ!」とやってしまって凄く嫌な顔をされ、 面倒臭そうにもう一度発泡剤と水を準備された。
・・・しかし、気持ち良かった。すーっとした(笑)

大腸はと言うと、上からバリウムを流し込む訳にはいかないので、下から入れるのである。 お尻から管を入れられ、バリウムが入ったり出たり、胃と同じように台がグィングィン動いたりする。 子供の頃カエルのお尻にストローを突っ込み、プーッと膨らましたのを思い出した。 これだけでも結構恥ずかしいし嫌なものだが、私の場合時期が悪かった。

熱と下痢が続いていたので、注腸透視してみましょう・・・と言う事になったのだが、この時私は痔を患っていた。 かなり症状がひどく、もう手術する事も決まっており、ベッドの空き待ち状態だった。 うん○をするのも悲鳴の毎日だったのだ。
そんな私のお尻に、あろう事かブスッと管が挿されたのだ。

死ぬかと思った。気を失いかけた。声も出なかった。
思わず、あの風船ガエルに「ごめんなさい」と謝った。

結局、何処にも悪い所は見つからなかった。
・・・それは良い事だったのだけれど、なんとなく腹立たしくもあった。苦しい思いしたのに。。。

カエルもさぞかし気持ち悪かっただろうと、ひとしきり反省したのである。
紫陽花のイラスト
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てるてる坊主(2007.6.20/Wed)

ようやく梅雨本番となった。今年は各地で水不足が心配されているが、 それでも心情的には休日くらいはカラッと晴れて欲しいもの。

梅雨(ばいう)は中国からの伝来で、その語源には一般的に二説あると言われている。
一つは、「湿度が高く黴(カビ)が生えやすい時期の雨」という意味で「黴雨(ばいう)」と呼んでいたが、 カビでは語感が良くないので同じ読みで季節に合った「梅」の字を使い「梅雨」になったという説。 もう一つは、「梅の実が熟す頃に降る雨」という意味で、「梅雨(ばいう)」と呼んでいたという説。 江戸時代に日本に伝わってから、「つゆ」と呼ばれるようになっている。

雨と言えば、近年すっかり見なくなった「てるてる坊主」が思い起こされる。 子供の頃、遠足や運動会などの前日に軒先に吊るした記憶が甦る。 新聞の折り込み広告を裏返したり(昔は片面印刷が大半だった)、 ちょっと勿体無いという罪悪感を持ちつつティッシュペーパーを使ったりして作ったものだった。

てるてる坊主のイラスト てるてる坊主の起源は、これもやはり中国で、 「掃晴娘(サオチンヤン)」人形という 都を水害から救った伝説上の人物を模したものが起源となっている。 赤や緑の着物を着て箒を持った女の子の人形で、日本に伝わったのは平安時代。 日本では雨乞いや雨やみなどの祭りを司ったのは、旅僧や修験僧などの僧侶。 それで日本ではてるてる坊主になったと言われている。

長雨にうんざりして「てるてる坊主」でも吊るしてみようかと思われた向きには、 逆さに吊るしたり 黒い坊主にすると雨乞いになるそうなので、要注意である。
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働き者の妻とグウタラ亭主(2007.6.17/Sun)

私の妻は働き者である。頑張ってる月は私よりも出勤日数が多い事があったりする。 それでも家事に家族の世話にと、忙しく動き回っている。
先日仕事が休みで天気も良かったので、家事の合間に部屋の模様替え >遅ればせながらの夏バージョン>をやったらしい。
(やっとかヨ…の感もあるが、グウタラ亭主の私には当然のことながらそんな指摘をする資格すらない。)

うたた寝河童の画像 しかし不覚にも、この模様替えした事に、本人から言われるまで気が付かなかった。 (どれだけボーっとして生きているのか、自分でも嫌になる。)
慌てて作り笑顔(私としては最高の爽やか笑顔だったつもりなのだが…)で、
「ご苦労さま♪」

すると憮然と妻が一言。
「そんな笑顔なんかいらんわ」
(うーむ、やはり気持ちよりモノか…)
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やばス、うまス(2007.6.7/Thu)

中学生になる下の娘が使います。

慌しい一日。(最近の中学生はハードスケジュールなのです) 今日の宿題がまだ全く手付かず。そこで一言。
「やばス。」

家内の作った夕食が好物のオムライスでした。ここで一言。
「うまス。」

オムライスのイラスト

運動不足解消とウエストを絞る為に、わたくし、最近ジョギングを始めました。 しかし、3日目にして太ももパッツンパッツン。

娘「どしたん?ロボットみたいな歩き方して。」
私「ん?ちょっとジョギングで・・・。」
娘「え!?あの、ちょこっと夜に走っとうだけで!?」
私「・・・・。」
娘「ださス。」
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面倒臭くなったら、「バンッ」(2007.5.27/Sun)

最近の次女のマイブームです。
話が面倒な事になってくると、私を「バンッ」とピストルで撃つ真似をして、話を終わらせようとします。
丁度、昔の漫画なんかのちゃぶ台を引っくり返すようなものですね。 これまでの経緯も何もかもご破算にしてしまうような感じで使っています。
テレビを観ている時に学校の事なんかを尋ね始めると、適当なところで「バンッ」と撃たれてしまいます(^^;

指鉄砲のイラスト これをまた、いい年をした大人の我が奥様が、真似をなさる・・・。
私「だからウェルシア行くんだったら、それも一緒に買ってきてよ。」
妻「えー?・・・、重いし面倒だからやだ!」
私「車でしょ?重いって・・・」
妻「バンッ」
あのなー、TT

妻にも子にも面倒臭がられ、まともに会話もしてもらえない可哀想な亭主がここに一人。。。

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ホットカーペット(2007.4.30/Mon)

やっと暖かくなりました。冬の間大活躍だったホットカーペット、我が家ではまだ片付けられていません。 こいつの上でうたた寝をすると、実に気持ちいい。
あぁ、こんなぐうたらな事をしていてはいけないと思いつつ、ついついうつらうつら。 明け方にむっくり起き上がり、コソコソと風呂に入り、音を立てないよーにそろーりそろりと床に入る。
なのに何故か翌朝には妻にバレる。

「昨日、またここでうたた寝してたでしょ。何時に寝たの!?」
「え?いや、みんなが寝たあと、直ぐに寝たよ。」
「うそばっかり。。。もー、しょうがないなー。」
(なんでバレてるんやろ。。。)

この楽しみも、また今年の暮れ頃までお預けかー。早く寒くならないかなー。

うたた寝猫の画像
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花の地域コミュニティ(2007.4.9/Mon)

情報サービス事業では業界最大手である、某システムインテグレータの管理職だった知人のお話です。

小さい頃は花屋さんになりたかったという程、昔から花に大変興味があったのだそうです。 そしてついに会社を退職し、夢だった花に関わる仕事を生業とする道を選択する事に・・・。 これまでの仕事で得た情報通信のノウハウを活かし、 インターネット上での花のコミュニティを作るのだと、熱く語ってくれました。

私は彼の夢を聞きながら、彼がこの事業にきっと成功するだろうと確信したものです。 それは、彼がこの事業を始める動機が、お金儲けや自身の野心(地位や名誉など)の為ではなく、 まず第一により多くの人に花の良さを知ってもらいたいという、社会への貢献という大義だったからです。 立派な大義があれば、それに賛同して集まってくる人々も立派な人物であり、 卑しい疚(やま)しい人種の人間は集まってこないと思うのです。

某IT企業の粉飾決算をはじめ企業の不祥事が後を絶ちませんが、 モラルの低い経営者たちが経営する企業のモラルが高い筈がありません。 自分さえ良ければという人間の下には、同じような人間が集まるものです。 そうやって形成された組織もまた、自身さえ良ければという体質・風土の集団となるでしょう。

日本全体が何か危うい方向へ進んでいるかのようなご時勢に、 彼の花のコミュニティの話は一服の清涼剤のようでもあり、思わずエールを送りたくなりました。

フラワーバスケット
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調子こいてんじゃねぇよぉ(2007.4.6/Fri)

最近の妻の口癖――「調子こいてんじゃねぇよぉ」 ファイティングポーズをとりながら、この台詞をのたまう。  何の真似なんだろー? どこで流行ってるのかなぁ。。。

「明日着て行くカッターシャツがないから、アイロンあてといてぇ」
「調子こいてんじゃねぇよぉ」

構えるウルトラマン 「明日は遅くなるから、晩ご飯はいいよ」
「調子こいてんじゃねぇよぉ」

とまぁ、何かにつけてこの調子。 余程このフレーズがお気に召したようで、事あるごとにお使いになる。

「お風呂、先に入っていい?」
「調子こいてんじゃねぇよぉ」
(調子なんかこいてませんよぉー T-T)
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