eoさんの旅ノート
 北大西洋横断クルーズ   2013年夏
   
出港〜ベルゲンこ こ アイスランドNo.2 ナノルタリーク・セント・ジョンズ
9月3日 クルーズ7日目 アクレイリ Akureyri

アクレイリ  

 朝7時頃、アイスランドのアクレイリに到着。

 アクレイリの街のむこうに少し雪をかぶった山が見えて、北に来たのだなという気持ちになる。

 午後からはオプショナル・ツアーの予定があるので、午前中は街に出てみる。
 大きな観光案内所があり、土産物屋が並んだ通りもあり、海を見下ろす高台に美しい教会もあり、そしてフラワーガーデンもある、小奇麗な街だ。

 ここアクレイリでの船主催のオプショナル・ツアーもいくつかあるが、私達はオプショナル・ツアー「ゴーザフォスの滝、ディムボルギルとナゥマスカルズ」に参加した。 ゴーザフォスの滝はアイスランドの有名な滝の一つ。ディムボルギルは、火山の噴火で溶岩が流れ出て独特の地形を造りだした地域。ナゥマスカルズは、温泉活動と月面のような荒涼とした景観の地域。ナゥマスカルズ山は活火山で、その活動で造りだされたミーヴァトン湖も有名……だそうである。昼前の11時30分から午後5時までの半日のコース。

アクレイリ近郊

 

 ゴーザフォスに着くまでにも、観光バスの車窓には美しい景観が続く。
アクレイリ近郊

 

 湖や川が多く、水が豊富なところだ。
アクレイリ近郊  

 景観は広大で、そして、平坦で、かつ、ボコボコと凹凸が多い。この地域全体が大昔の火山活動の場だったことが、まるで眼に見えるように想像できる。
ゴーザフォスの滝  

 

 ゴーザフォスの滝  

 アイスランドにおける
最も壮観な滝の1っだそうだ。
ゴーザフォスの滝  

 1000年くらい前、キリスト教がアイスランドの国教に定められた際、それまで古来の宗教の聖職者であった政府の法官が、彼自身が持っていた北欧古来の神の像を滝の中に投げ入れた。それ以来、この滝がゴーザフォス=神の滝 と呼ばれるようになったという。
地熱

 ナゥマスカルズ

 火山活動による地熱で温泉が噴出して蒸気をあげている景色は日本ではそれほど珍しくはないが、ここは……広い!
 また、ここは危険地域である。自然のままの熱湯が湧き出している。「Never Touch Water !」 とガイドが何度も注意した。19世紀頃は、ここの硫黄を使って火薬等も製造されていたという。

 次に案内されたのはディムボルギル。「火山の噴火で溶岩が流れ出て一種独特の地形を造りだした地域」ということだが、要するに、溶岩が冷えて固まった岩がごろごろとある地形で、1時間以上の時間をとって丁寧なガイドがあったが、火山の多い国に住む日本人には珍しい景観ではないので、ここでは写真も出しません。

ミヴァトン

 

  ミーヴァトン湖

 もともと河があったところを、 溶岩の流れが河を堰止めて、ミーヴァトン湖ができたそうだ。


 写真の中央にある島は、湖に流れ込んだ溶岩によって形成された爆発クレーター
ミヴァトン
アクレイリ

 

 

 半日ツアーだが、
 車窓から景色を見ていると
 疲れは感じない。

アクレイリ
 連なる山の頂きが、まるで巨人の舌で舐められたかのように高さが揃って平らになっているのは、ここらを覆い尽くしていた巨大な氷河が、山を削りながら流れた跡だそうだ。 スケールが大きい!  

アクレイリ

 

 特に高山というわけでもないのに、山頂付近には緑がなくなっている、一見、奇妙な景観。
 緯度が高いので森林限界が低いのだろう。
アクレイリ  

 海だ。もうすぐ船。

 アクレイリでは、船が停泊できる港はフィヨルドの中にある。
 こういう港はどこも、静かで、そして、いい景観のなかにある。
 

アクレイリ

 船に戻って、バルコニーから夕陽を眺める。フィヨルドの山並みに沈む夕陽は、それなりに独特の趣きがある。

 ↓ 30分も経てば、色彩はこのように変わった。 アクレイリ

オーロラ  

 この夜、最上階の外デッキに出てみると、なんと、オーロラが出ていた。
 細いオーロラが1本だけだが、ゆらゆらと動いている。
 慌ててキャビンまでカメラを取りに行ってまた外デッキに戻ると、オーロラはもう消えかけていた。
 辛うじて、消えかけたオーロラを撮ったが、残念、さっきは、もう少し大きかった。

写真の左下の赤色っぽい物は、船の外デッキの手すり

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