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| ピレネーハイキング 花・滝・奇岩…… | ||||
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朝、目覚めて部屋のカーテンを開け、外を見るなり驚いた。あれは何だ?
見ての通り岩なのだが、その岩に、見事なまでにグネッと曲がった模様が入っている。
この岩が造り上げられた当時の、太古の昔の造山運動の跡をそのまま見せて、この岩は鎮座している。
日本では決して見ることができない、自然の激しい地形変動の歴史がここヨーロッパでは展開したのだ、ということがわかる。
今日は、オルデサ国立公園フラワーハイキングである。花が沢山見られそう。
ハイキング入口までバスで行き、まわりを見回して、また、ちょっと驚いた。
駐車場から見上げたら目の前にひろがるこの山容は? まるで、奇岩だ。 山頂も、そして、山頂の下部分も。
スイスでは、そして、日本でも、こういう山容はあまり見ない。
ゆっくりと歩いて行く。早速だが、花が多い。 赤いハクサンチドリの仲間、黄色の可愛いキンポウゲ科のラヌンクルス・レベンヌ等。ほかに…… | ||
![]() ピレネー・エーデルワイス |
![]() オルキス・ミリタリス(ハクサンチドリの仲間) |
![]() ササバギンラン |
アリパス Arripas 滝。
ひゃ〜、すずしい!
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← 大きな カンパニュラ
これ以外に、ミオスティス・アルベストリ (ワスレナグサ) も。
エキウム・ブルガレ → |
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滝が 次々に 現れた。
← la cueva 滝
El Estrecho滝 →
写真では、滝は比較的小さなものにしか見えないが、実際は、流れは大きく、ハイキングコースはその流れに沿って歩く。
靴を脱いで、
ホテルから貰ったサンドイッチ等を食べ、
そして、ゆっくり休憩した。
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花に 酔いそう。
← ゲンチアナ・ベルナ (リンドウ)
パラダイス・リリー → |
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パラダイス・リリー が
プランタゴ・メディア、ギンラン等と混じって
群生していた。
真っ青な空!
晴れやかな道を行く。
気持ちがいい。
なんてったって、この青い空を見よ!
ここで、奇岩の山はいくつか見たが、
この写真のも変わってる。
大昔の造山運動の時、この岩に、どんな方向に力が加わったのかなあ。
奇岩のオンパレード
ついでに、これも。
実際は、奇岩はこのページに載せ切れないほど沢山あった。
ここで、最後に見た花 ピレネー・ユリ
翌日はヴィニュマル国立自然保護区へ フラワーハイキングの予定。
大型バスは通れない道なので小型車に分乗して行くという。どんなところだろう?
6月18日 ヴィニュマル国立自然保護区
今日も天気は快晴。朝9時頃、2台の4WDに分乗して出発。オタル谷へ。
放牧の牛などが沢山いる、のどかな谷を過ぎ、1時間ほどでオタル谷の放牧小屋へ。私達が乗った4WDも、ここまで。
オタル谷は山に囲まれた谷だが、
その谷全体が広い草原で覆われていた。
写真右下は放牧小屋の屋根の一部。
谷全体を覆う広い草原だが、
その草原一体を花畑が占めている。
素晴らしいところだ。
ここで一日過ごしてもいいかな、
という感じ。
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この草原を、花を見ながら通り過ぎるとすれば、それだけでずい分時間がかかる。
花の名前が分かったものだけをあげると…… | |||
プリムラ・インテグリフォリア![]() |
ガリウム・クルシアタ![]() |
ベルバスクム・リクニティス?![]() |
シレネ・ブルガリス![]() |
ケラスティウス・アルベンセ(野生種)![]() |
カルデゥース・カルリノイデス![]() |
ゲラニウム・シルバティクム (ハクサンフウロの仲間) ![]() |
カンパニュラ![]() |
メコノプシス・カムブリカ![]() |
サラシフラガ・ロンギフォリア![]() |
タツナミソウ![]() |
ヘリアンテムム・ヌムムラリウム (ハンニチバナの仲間) ![]() |
プラタンテラ・クロランタ![]() |
ニグリテラ・ニグラ![]() |
シレネ・ブルガリス(白)![]() | ???![]() |
ツアー仲間の半分ほどは、
ガイドと共に、車道ではなく、林の中の道を通って下った。
右の写真の景観の中に、
車道とは別の道がクネクネと続いている。
迎えの車が待つ駐車場に着く前に、
水が美しい川が流れていた。
近隣に住む(多分)人々が泳ぐために来て、
寛いでいた。
ヴィニュマル国立自然保護区の今日一日、花に満腹するような一日だった。
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