eoさんの旅ノート  シャモニ、ゴルナーグラート、エンガディン……スイス・アルプス03
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シ ャ モ ニ その2

花もたくさんありました。

6月29日

 きょうは、シャモニの北の方にある峠を歩いてみよう。

 大きな画像です。横にスクロールして見て下さい。 
 広大な峠でした。 こんなに広い場所をゆっくり歩くと、気持ちも大きくなる。
 峠の逆サイド(裏側)はスイス。  画像の真ん中にデンと聳えるのが モンブラン。

 ロープウェーでシャモニに戻り、

   午後は、モンブランから流れ出ている、

  ポソン氷河を見にいった。

 


6月30日

 今日は、再びエギーユ・デュ・ミディへ行ってみた。
 エギーユ・デュ・ミディへ上がり、そこからパノラミック・ゴンドラで、イタリア側の展望台エルブロンネへ行った。この展望台は本当にイタリア領にあり、イタリア人によって運営されている。

 大きな展望台だ。こんなに広く見えるとは想像できなかった。景観も、なかなかのものだ。 右手のほほ中央にある尖った山々は グランドジョラス。

 なんか賑やかな音楽が聞こえて来たと思っていると、楽隊が外階段を上がってきた。
 さすが! イタリア! イタリア人の楽隊が踊りながらやってきた。

 彼等、毎日こうして現れるのか、それとも、こんなこと滅多にない?


7月1日

 今日は、プランドレギーユへ行き、モンタンベール氷河を見よう。

 エギーユ・デュ・ミディへ行くロープウェーの中間駅のプランドレギーユで降り、そこから、モンタンベールへ向けてハイキング。

 尖ったグランドジョラスが

 見事によく見えた。


 モンタンベール氷河

 氷河の中に小さな博物館があるというので見に行ったが、
 見るほどのものは無かった。

 それにしても、細い氷河だ。

 ずい分後退したのだろうな。

 

 それはそれとして、

 この画像、これまでの画像に無かったものが有る
 のがわかりますか? 

 

 そう! この画像には雲があります!

 これまで空に雲を見ませんでした。

 そうです。 これまでずっと、雲1つ無い晴天だったのです。


7月2日

 バルム峠近辺は花が多かったので、再訪した。
 ヴァロルシンヌ vallorcine へ電車で行き、ゴンドラで上に上がり、ポセット峠へ行く。そこからシャラミオン Charamillon へ行き、リフトで上り、違う道を通ってシャラミオンへ降りる、というコースになる。

 シャラミオンのロープウェー乗り場の周辺

 このころから、空には雲が…。


 (乗り放題券で)Grands Montes に行きたかったが、工事中で行けなかったのは残念。

Mercure Chamonix Centerの悪口

 私達が宿泊しているホテル Mercure Chamonix Center の悪口です。
 わざわざ悪口のためにこんなコーナーを設けるのはどうか、と思われるだろうし、私もこんなことはしたくない。しかし、こうやってしまうのを抑えきれない自分があるし、今更、私は世間体を気にする年齢でもない。

 まず、ホテルの部屋から見える風景の問題だが、このホテルの部屋の半分以上は部屋からモンブランが見える。ホテル予約の際には、私達(正確にはわがツレアイ。いつも、こういうことは全部ツレアイがする)は希望として「mountain view」を指定し、その上、「希望欄」には「Mont Blanc view」と書いた。ところが、当てられた部屋は街の道路を向いていた。つまり、モンブランは見えなかった。私達は部屋換えを希望し、ホテルのフロントに希望を伝えた。「残念ながら今日は満室なので今から部屋換えは無理です。何泊でお泊り?7泊?素晴らしい。明日の朝は大半の部屋が空きますので、明日朝には可能です。OK?それでは、明日の朝、荷物をまとめていただいておけば、明日、お出かけから帰えられたら直ぐに部屋換えしましょう。特別な料金も不要です。それでOK?ありがとうございます」。フロントの青年はそう言った。

 次の日夕刻、フロントへ行くと、あの青年フロントと、そしてその横に、もう少し年とった(少なくとも、どう見ても青年ではない)フロントが並んで立っていた。青年フロントが、まず、発言した。「残念ですがご希望に添えません。今朝から入室の人々は、ずっと前から予約の方々で、それも、モンブランが見える部屋を予約でした。(私達も、昨年9月には予約していた、それを言うと)申し訳ありません。(とだけ、彼は言った)」  予約の際には、予約の部屋の選択肢には「 mountain view」しかなかったのでそれを選択。その上、更に、希望欄には「 Mont Blanc view 」と書いておいた。  それについて、年とった方のフロントが口を出した。「ここ(シャモニ)は四方が山に囲まれています。全部の部屋から山が見えます。 mountain viewだけでは何の意味もない。」これは、単に、部屋の選択肢を言ってるだけ。じゃあ、なんのために「 mountain view」という選択肢を作ったの? 世界の七不思議? また、わざわざ、他の希望欄にも「 Mont Blanc view 」と書いたことについて、彼が言うことは、「希望が叶えられるわけではありません。」だそうだ。へえ!驚きますね。私達が東洋人だから?と言いたいのを耐えたのは、私達が紳士・淑女だったからである。フン!しかし、驚きますね。!! 更に、年とった方のフロントが言った。「モンブランが見える部屋は室料がもっと高い」これには驚いた。昨日、青年フロントは「料金も不要……」と、こちらが聞いたわけでもないのに、確かに言ったのだ。それを指摘すると、青年フロントは「そんなこと言ってません」だと。その時に、私達は悟った。彼等は意識して、明確に、嘘をついている。彼等を相手にして、これ以上、ここでごねても仕様がないだろう。ここに泊まる以上、仕方ないか。今更、他の宿を捜せないし。

 部屋に戻ると、コーヒーや紅茶の粉を入れてある"お茶セット"は私達が使った結果のカラのままだし、更に、置いてあった水のボトルもない。私達はまたフロントへ行った。その時は年とった方のフロントだけがいた。そのフロント、私に向かって曰く「お茶セットは、レストランやバーに行って、あなた自身(your own)でやることです。水のボトルはチェックインの時だけのサービスです」 へえ!? 私に自分でやれっていうの? まあしかし、ここは素直に、カラのお茶セットの箱をレストランへ差出し、「入れて」と差し出すと、担当者は妙な表情を見せたが、彼(担当者)はやがて、そのカラのお茶セットの箱をもってバーへ行き、バーの担当者が露骨に変な表情を見せると、今度は、カラのお茶セットの箱をフロントへ突き出して、何か言った。実は、私には年とった方のフロントの顔が気になっていた。細い目で、いかにも私を馬鹿にしたように、ジロっと私を覗き込むように見るのだ。だから、今度はフロントでは、ツレアイを全面に立てた。すると、そこにいた他のフロントがさっと受けて「申し訳ありません。お茶セットは10分以内にお部屋に お持ちします」と言ったのだ。私がどんなに驚いたか、想像できますか! 確かに、コーヒーの粉等がセットされたお茶セットは直ぐに届けられた。

 ホテルのレストランには100席以上のテーブルがあったが、私達の7泊の内2,3泊は、なんと、夕食の時のそのレストランの客は私達だけだった。寂しい、以上に、なんか変?という感じだった。
 実は、私達の宿泊に関する食事の契約は「ハーフボード」だった。朝食&夕食付きというわけだ。ハイキング中心の旅の場合、グルメではない私達にとって、夕食を選ばなければならないことは面倒なのだ。あてがわれた夕食で結構。だから、ハイキング中心の旅の場合、食事はハーフボード、それが決まりだった。なので、ハーフボードOKなのでこのホテルを選んだ。だから、夕食をホテル外で食べるわけにはいかなかった。このホテルのレストランのメニューから選ぶことになる。問題はそのメニューだった。「前菜」「主菜」等それぞれに4,5種類のメニューがある。それが問題なのではない。問題は、その、内容の全く同じメニューが、いつもいつも同じものが続くのだ。それも、特に美味というわけでもない(まずいとも言いませんが。しかし、2度同じメニューは頼みたくない程度の美味しさ)。私達7泊で、メニューは全く変わらなかった。1か月間変わらないのか、まさか、1年間変わらないわけではあるまいが。
 朝食時にはそれなりの人数はいるので、宿泊客はそれなりにいるのであろうが、夕食時には全員がホテル外に出たのだろう。とにかく、寂しい食事だった。

 もう一つ、部屋の装備。不思議だが、部屋に引出・棚などの収納部分が一切ないのだ。ハンガーが少しだけの小さな洋服棚が一つ、それだけ。ほかには、物を収納できる部分がな〜んにもない。私達はホテルには多く泊まったが、引出・棚などの収納部分が一切ないのは初めてだ。私達は7泊もするのだ。着替えなど、手持ちのビニール袋にいれて台の上に並べた。冬の時期、スキーの時期など、収納したいものをどこに置くのだろう。

 ここで、ハタと思った。このホテル、連泊は想定していないのだ。更に、団体客専用。レストランのメニューは毎日同じでも構わないし、部屋に引出・棚などの収納部分が一切なくても問題にならない(でもない、と思うけど)。な〜るほどね。しかし、私達、ここにはもう2度と泊まらない。  このホテル、4つ星なんだけどね。

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