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昨日はヤロスラブリを出て、今日はゴリツィーに。
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午前8時30分頃にはゴリツィーに着岸。
朝食後、直ぐにバスで出発。
田舎の風景のなかをしばらく行ってバスが停まったのは、古めかしい、頑丈そうな城壁を周りに巡らした城門の前。
こんな田舎に突然、クレムリン(城塞)が現れた、というか、私達が突然、歴史の場所に踏み込んだ、という感じか。
この城壁は厚さ7メートルもあり、そのうちにある多くの聖堂群を守って、城壁は二重に巡らされているそうだ。
右の写真は、キリロ・ベロゼルスキー修道院。この城塞での中心になる、
ロシアでも最大級の修道院だそうである。
まるで、牢獄のような感じさえある、重々しさ。
17世紀には200人の修道士が生活していたそうだが、現在は、6人の修道士がいるという。 6人!? この暗い、重々しい、広〜い修道院で、6人がどのように暮らしているのか……。不信心な者には想像できない。
ウスペンスキー教会 修道院内にある。
ここでも、男声コーラスを聴いた。素晴らしい。
ロシア民謡「ボルガの舟歌」も歌ってくれたのが、印象的だった。
この後、イコン・法衣等が展示された博物館を見学。
修道院に隣接して 湖があり、そこでしばし休憩。
ここは、予想外に 落ち着く場所。
昼ごろには船着場に戻った。
船着場周辺に土産物屋が軒を連ねており、私達も品定め。
ロシア風の模様の上着を買った。ポリエステル製の表示があったが、着てみると非常に暖かい。この先、この上着は、この旅行中ずっと重宝した。高価ではなかったし、掘り出し物だったな。
ランチのメインは、ナント、天ぷらだった。それも、立派な日本風天ぷら。わざわざ"日本風"と言うのは、大抵、外国での"天ぷら"は天ぷらもどきであって、とても日本で天ぷらとして通用するものではない。しかし、これは立派な日本風天ぷらだ。写真でも分かる通り、まともな天ぷらである。日本人調理人がいるのかな、と思ったくらいに、まとも。(勿論、日本人調理師がいるわけない)
天つゆではなくて、ドレッシングにつけて食べる。ただし、箸は無い。ナイフとフォークでいただきました。 美味しかった。
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明日のキジ島へ向けて、船は進む。
午後の時間を使って私達日本人グループは、グルーズ最終日の歌の披露のために、歌の練習などした。
リバークルーズでは景色が近くに見えるので、私達夫婦は、外デッキで景色を眺める時間を多くもつ。
旅行の内容が良ければHP化しよう等という気にもなり、景色の写真を多く撮りたい。そんなわけで、今回のツアーも、私達は船上での大半の時間を外デッキで過ごした。川の景観が予想以上に良かったので、今回は殊に…。
しかしまた、今回のツアーでは、大勢のドイツ人の中の少数の日本人だったので、日本人グループの船上のイベントには私達はできるだけ参加した。だから、歌の練習にもマメに参加。内心では、こんなに素晴らしい景色を、みんな、観たくないのかな、などと考えながら。
6月27日 キジ島
今日はキジ島へ向かうが、キジ島はヨーロッパで2番目に大きな湖であるオネガ湖の、ゴリツィーから見て奥の方にあるので、キジ島到着は夕刻になる予定。 昼頃には操舵室の見学。そして、歌の練習。
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寺院や古い農家の内部をゆっくり見学、22個もの玉葱形の屋根をいただく顕栄聖堂をバックにツアーグループ全員の集合写真を撮り、周りの風景もじっくり眺めて、船に戻ったのは午後6時過ぎ。しかし、まだまだ陽は明るい。
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船着場に着いた時、まるでリゾート地のようだなと感じたが、実際も、まあそんな感じ。
明らかに観光客向けの施設で、博物館風の建物もいくつか。また、生産者自身が直売する民芸品店等もあり、土産品を選ぶには良い。
広い敷地には、花の季節ならさぞかし美しいだろうと思われる散歩道もある。
大きなバーベキューのスペースがあり、勿論、私達はそこでランチ。
民族音楽ショーのサービスもあった。
明朝はいよいよサンクトぺテルブルグへ着く。クルーズは今日が最終日。船長との乾杯などもあった。
そして、タレント(私達乗客のことです!)ショー。私達日本人グループは「百万本のバラ」「ふるさと」を歌った。ドイツ人グループのノリノリの「カリンカ」は場を大いに盛り上げた。実は、その「カリンカ」、ドイツ人グループは数日前から船の専属?歌手に本格的な歌い方を熱心に教わっていたのだ。
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