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       これまでの望遠鏡          望遠鏡 カウンター5

も く じ

(1)はじめに  (2)対物レンズ  (3)接眼レンズ  (4)鏡筒  (5)接眼筒ホルダー  (6)セルとフード
(7)遮光板  (8)赤道儀  (9)カウンターウェイト  (10)三脚  (11)プリズム  (12)あとがき

(1)はじめに                    もくじへ HOMEに戻る
私が望遠鏡を作ったのは良く覚えていないが、中学生の時ではなかったかと思う。
天体望遠鏡を作って、夜空に向けたが、何せ、単レンズだったので、色収差が激しく、特に明るい天体は全体に明るくなってしまって細かいところが良く見えない。
なんとか改善する方法はないかと、当時、夏休みだったかに開かれた、天体観測の相談会に出かけた。
金沢の星の会の会長さんが相談にのって下さった。結局、対物レンズの前に絞りを入れて光量を減らすぐらいしか方法はなかった。
その時、会長さんといっしょに参加していたのが、同じ中学の科学部の子で、「SKY&TELESCOPE」という英語の月刊誌を定期購入しているという天文マニアだった。
その子の顔立ちが、当時の読売ジャイアンツのエース、城之内投手に似ていたので、エースのジョーと呼んでいた。
蛇足ですが、その城之内投手の姪御さんが歌手の城之内早苗さんということです。
その子の話ですと、その日の相談会に訪れて、まともな相談をしたのは僕ぐらいだったとか。
では、その望遠鏡の内容を以下に紹介します。

(2)対物レンズ                   もくじへ HOMEに戻る
対物レンズは直径150mmの単レンズです。多分、焦点距離1300mmです。
当時の「子供の科学」の通信販売の広告を見て買ったと思います。確か2000円だったと思います。子供には大金でした。でも当時、消費税なんて無かったのがすくいか?

(3)接眼レンズ                   もくじへ HOMEに戻る
レンズをどうやって手に入れたか、良く覚えていません。
とにかくボール紙を巻いて作った、ハイゲン式とラムスデン式の接眼レンズがあります。
ハイゲン式で見ると、100倍くらいでるようですので、焦点距離12.5mmくらいに相当します。
ラムスデン式で見ると50倍くらいに見えますので、焦点距離25mmくらいでしょうか。
もうひとつ、妻、所有の顕微鏡の接眼レンズをよく使用します。焦点距離40mmです。
ハイゲン式 ラムスデン式 顕微鏡接岸レンズ

(4)鏡筒                      もくじへ HOMEに戻る
鏡筒は、塩ビのパイプです。VU150だと思います。外径165mmくらい、厚さ5mmくらいです。
これは、近くの水道屋さんに頼んで切り売りしてもらいました。
今でも覚えていますが、1m30cmを頼んだので、1mのところと更に30cmのところに印を付けていざ切ろうとした時に1mの印のところにノコギリを入れてしまわれました。すぐに気が付いて切るのをやめたのですが、申し訳ないことに、また、新しいところで寸法を取り直してきれいな筒を渡して下さいました。
切り目が入ってしまったパイプはどうされるのかな、切れ目が入っていてもいいですと言えば良かったかなと子供心に悩んだのを覚えています。
1300mmの塩ビのパイプを自分で更に1200mmと100mmに切って、鏡筒と対物レンズを入れる筒に使用しました。
鏡筒左の長い筒がその鏡筒です。右は現在製作中のものです。

(5)接眼筒ホルダー                 もくじへ HOMEに戻る
VP25の塩ビのパイプを接眼筒にして、その回りにボール紙を何回も巻いて鏡筒の内径になるまで続けた。これは、渦巻き状に巻いたのではなく、同心円状にまいた。
鏡筒との取り付けを考慮して、巻いている途中に小さなナットを埋め込んだ。鏡筒を通したボルトでナットを引っ張って固定するつもりだったが、その時にボール紙だけだとやぶれてくると思った。
それで、アルミの板をあてがってナットを受けるように工夫した。それで、多少、ボルトをきつく締めてもナットが引っ張られることはない。
接眼筒ホルダー
左がその接眼筒ホルダーです。右は新望遠鏡用です。

(6)セルとフード                  もくじへ HOMEに戻る
その当時、対物レンズのセルなどという言葉は知らなかったが、鏡筒用に買った、塩ビのパイプを100mm切ってレンズを収めることにしたのは、セルを作ったことになるのだろう。
対物レンズのセル1 対物レンズのセル2 対物レンズのセル3
対物レンズの外周が150mm、鏡筒用の塩ビのパイプの内径が、154mmくらい、その差、直径で4mmくらいなので、なんとかボール紙2重の筒を通して鏡筒と、セル用のパイプをつなぐことができる。
更にその中に対物レンズを収めて前後をボール紙の筒で固定した。
セル用のパイプの外側に更にボール紙を巻き付けて伸ばしフードとした。
しかし、この、鏡筒と対物レンズをつなぐ筒がボール紙2枚程度であるというのがちょっと気になったところだ。
望遠鏡を立てて置くと鏡筒に押されて、ボール紙のフードの中にセル用の塩ビ管が抜け落ちるので、セル用の塩ビ管を支えるようにした台を作って立てています。
対物レンズのフード

(7)遮光板                     もくじへ HOMEに戻る
ボール紙で、遮光板のリングを作って鏡筒の内側にボール紙の筒で挟んで固定した。しかし、ボール紙が変形してきてずれる場合があった。
墨を塗って光を吸収するようにしたが、その時にも変形した。
遮光板
これは、枚数を減らしてしまってからの写真です。もともとは3倍ほど枚数が多かった。

(8)赤道儀                     もくじへ HOMEに戻る
自作赤道儀です。
赤道儀
車のショックアブソーバーを大小2本使っています。
ショックアブソーバーを大小
確か、犀川の下の方まで自転車で行って、車の解体屋さんに山のように積んであったショックアブソーバーの中から2本選んで買ってきました。
極軸になる大きい方のショックアブソーバーの、ピローボールがはめ込まれていたところに、小さい方の胴体を入れています。
当時、望遠鏡製作のほとんどを手伝って作って下さった山田さんが「勘のいい買い物をしてきたな。」と感心してくれたのがここのところです。最初は入りそうになかったのですが、入るかも知れないということで、山田さんが電動ドリルを持ってきて下さいました。そして、小さいショックアブソーバーのバランスウェイト用のシャフトを通すための穴を利用してドリルと連結しました。そして回転させてペーパーを当てて、塗装を剥がして、更に鉄の部分も削って下さったのだと思います。旋盤とかで削るのではなくて、サンドペーパーだけで削ったので大変でした。
赤道儀ネジ部
両方共、外筒が長すぎるので、切りました。小さい方の外筒には回転止めのネジを溶接してもらいました。溶接屋さんは、ショックアブソーバーの中に油が入っているというので、心配されましたが、シャフトを十分に引っこ抜いて、油が入っている内筒から離れた所で溶接してもらいました。
これも山田さんがどこからか持ってきて下さった蝶ネジのようなネジを締めて固定しようとしたが、締めれば締めるほど外筒が逃げて固定できなかった。それで、外筒のネジを溶接した所の反対側に穴をあけて、内筒と外筒のすきまと同じぐらいのネジの頭をつっこんで、外側でナット止めした。それでようやくネジ締めで固定できるようになった。
小さい方のショックアブソーバーの外筒側の環は半分に切って、望遠鏡の鏡筒を固定する台を取り付けた。ここのところは、山田さんがフラットバーをどこからか持ってきて下さって、溶接まで頼んで下さったのだと思う。
ショックアブソーバーのクロスしたものを丸い鉄板に固定するところや、三脚の脚を取り付けるところも、山田さんの材料集めで出来上がったと思う。

(9)カウンターウェイト               もくじへ HOMEに戻る
大きい方のショックアブソーバーの外筒の切れ端が、カウンターウェイトになった。
工事現場で拾った鉄筋とそれが通るパイプを見つけてきて、外筒の切れ端より長く切った。それを外筒の中心に立てた。丁度良いろうそく立てのような金具もありうまく立てた。そして、お向かいの虎井印刷さんから活字を沢山頂いて、溶かして流し込んだ。
パイプの中心に気を付けて直しながら全部流し込んだ。それでも、外筒は一杯にならなかった。
しかし、その重さで十分カウンターウェイトとして機能したので、そのままにしてある。
パイプと鉄筋を固定して、カウンターウェイトの位置決めをしなくてはならない。そのために、小さなナットを鉄筋とパイプの間に入れて、外からボルト締めするようにした。
鉄筋にはネジ部と反対側に曲げ加工がしてあった。曲げ加工を切ってしまうつもりだった。その方が、カウンターウェイトを差し込みやすいと思っていたが、カウンターウェイトの固定が小さなネジでしか出来なかったので自重で下へ抜け落ちたら大変なことになると気が付いた。それで、切らなかった。これは、大正解だった。
三脚を設置し、鏡筒を載せる時に、カウンターウェイトを一番下にまで落としておけば、安定して載せられる。曲げ部で抜け止めになるので、安心してカウンターウェイトを下げられる。
鉄筋を取り付ける時も、曲がったところを持って回すと簡単に締め付けられる。
カウンターウェイト全体 カウンターウェイト カウンターウェイトシャフト カウンターウェイトパイプ カウンターウェイト上 カウンターウェイト底

(10)三脚                     もくじへ HOMEに戻る
ちょっと弱いところが、三脚の部分だ。重い鏡筒を載せるとどうしても揺れる。鉄パイプ3本で支えているのでしっかりはしているが、赤道儀の円盤の下についている鉄パイプを止めている鉄板が薄くてしなってしまうのだ。
今になって、補強をしようとしているが、どこまで、揺れが押さえられるかわからない。
揺れていても、すぐにおさまるのだが、星にねらいをつけるのがむつかしいのが困る。ねらいをつけて、手を離すと三脚のねじれが戻って視野から外れてしまうような場合がある。
三脚

(11)プリズム                   もくじへ HOMEに戻る
直角プリズムを使って、自作の天頂プリズムを作ったと思う。実家に置いたまま行方がわからない。
ただの天頂プリズムでは面白くないと、十文字のものを作った。
通常の星用のものと、反対側を太陽用にするつもりだった。反対側は反射率が数%のはずなので、適当なサングラスを付ければ太陽観測が出来るのではないかと考えた。実際には、恐くて使わなかったように思う。
また、いずれ出てきた時に使ってみよう。

(12)あとがき                   もくじへ HOMEに戻る
今回の火星大接近に際して、天体望遠鏡を持ち出したが、不足部品続出だった。まず、接眼レンズが無かった。これは、実家の兄に頼んで探してもらった。幸い見つかって送ってもらえた。接眼筒も無かった。これは、塩ビ管を買って適当に切って使った。
接眼筒

組立を進めていくうちに、カウンターウェイトのシャフト用鉄筋を固定するナットがないことに気づいた。良く分からないが、鉄筋のネジ部の錆が進んで、ナットがかからなくなったのかも知れない。ナットを買ってきたり、鉄筋のネジ部先端を削ったりして何とか固定できた。
固定ナット 鉄筋のネジ部

さあ、三脚を立てて、鏡筒を載せて火星を見ようと思った時、上から鏡筒を押さえて固定する、弓形の金具やネジが無いことに気づいた。火星を天体望遠鏡で見ようと思い立ってから相当日が経っていたのであせった。
結局、相当のフラットバーを買ってきて鏡筒に合わせて弓なりに曲げ、ボルトを締める部分を万力にはさんで曲げた。その後、ボルトを通す穴を電動ドリルであけた。どれも大変だった。
それで、ようやく鏡筒を固定できた。
弓形の金具

火星は明るすぎるので、色付きのセロファンを当ててみると模様などがはっきりするのではないかと、セロファンを買ってきた。昔、月を見た時に、接眼筒を伸ばし気味にして、青みを帯びさせ、赤セロファンを当てて見たらくっきりと見えたという経験があったからだ。(赤みを帯びさせて、青セロファンで見たかもしれない。)
しかし、火星にはあまり効果は無かった。
セロファン

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