デジタルアンプ製作編へ  トライパスのICを使ったデジタルアンプを作ってみました。
当初考えていたケースは”アンティークラジオに組み込む”というものでした、アンティークな佇まいから最新のデジタルアンプの音が聞けるのも面白いと思います。  しかし丁度良いラジオが見つからなかったためMDF、透明アクリル板でケース製作しました。

 奇抜なデザインも考えましたが、結局ただの箱です。仕上げはアクリルスプレー。
   
   




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製作編

 このキットはトライパス社(米)のICを使ったキットでカマデン製です。
アンプの複雑な動作は一個のICがすべてやってくれます。
小型化が進むAV機器やパソコン、カーオーディオ用に作られた物で、小型で高効率、高音質と三拍子そろっています。
iMACにも使われているようです。
カマデンキット  私の電子工作レベルは中学技術教科書+α程度なんですが、そんな私でも簡単に製作できました。

 ICと数十個の部品で構成されているこのキットは、ハンダ付けさえできれば慎重にやっても2時間程度で組みあがります (部品が混み合うのでコテ先が小さい方が作業し易いです)
完成した基盤に電源を用意してやれば立派なアンプが完成してしまいます。
 電源はスイッチング電源を用意しました。このアンプはDC8.5V〜14.6Vで動作します。 購入したスイッチング電源はデンセイ・ラムダ12V4.3Aです。
ちょうどノートパソコン用のアダプターが12Vぐらいなのでこれを使っても良さそうです。

左側が今回使用したスイッチング電源部。

右側がキット基盤ですがコンデンサー、コイルを付属の物から交換しているので縦置きになっています。

私は電源スイッチとボリュームを付けましたが、パソコン用、ポータブル機器用の場合は無くてもいいと思います。かえってその方が音がいいかもしれません。

内面にはお呪い程度にアルミテープを貼っています。

デジタルアンプ内部
配線図クリックで拡大
実体配線図のようなモノ(クリックで拡大)

キットとスイッチング電源、追加したパーツは若松通商で購入しました。 キットが4800円、電源が1000円、追加パーツも含めて10,000円弱で完成しました。

 音は驚きの一言、コストパフォーマンスはもの凄く良いです。
ちょっと今まで聴いたことのない傾向の音で、特に打楽器系がいい感じです。
是非作って音を聞いてみてください。コストも安く、電気知識のない私でも少し勉強すれば作れるのですから・・・

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