CINNAMON Collection
CINNAMONステッカー
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PerC (Vo)
JIMY (G)
 JohnG (B&key)
Bonchan (Dr)
CINNAMON結成のきっかけは、1972年Led Zeppelinの2度目の来日公演をメンバーが
体験したことからだと雑誌で読みました。
だから、もうかれこれ半世紀?ZEPP一筋にその演奏の再現をしているわけですよね。

Zeppelinが大好きな私にとっては
CINNAMONのステージを見るたびに、その完成度の高さに驚かされます。
当時Zeppelinが使用していたものと同じ年代に製造された楽器、機材などを使用し、
あの独特のフレーズから、弦が擦れる音、ミスタッチ、ハウリングまで丹念に、
しかもさりげなくあの音を再現できるのは、なぜなのか・・・?

インタビューの記事を借りて言えば
メンバー自身、数千枚というブートを幾度となく聞き、分析し、コピーしていく。
追求すればこそ近づいていく・・・と。
まさにコピーの王道を忠実に、地道な努力を重ねているのですね。

Zeppelinは演奏の再現が難しいバンドの1つだと言われています。
しかも、スタジオバージョンだけでなく、あえてわかりにくいライブ音源を探求していく
という茨の道を選ぶなんて・・・。
これはもうZeppelinに対する「究極の愛」以外の何ものでもない…などと勝手に思うわけです。

そこまで徹するならバンド名にもきっと奥深〜いもんがあるのではと思っていたら
「バンド名を考えていた時に、たまたまシナモン(桂皮)の付いたカプチーノが横にあったからで
別に深い意味はないですよ」だって・・・名前って意外とこんなもんなんですかね。

ずっと以前のライブ構成は「○年○月○日のどこどこヴァージョンで」とソックリそのまま再現していた
そうですが、それだとあまりにマニアックだということで、その後いろいろなバージョンを取り入れて
演奏するようになったようです。
昔のマニアックな頃のライブってのもけっこう魅力を感じますね。

ライブを重ねるごとに噂も広まり、80年代にテレビ出演したことで、各地のライブハウスから
出演依頼が殺到し、ツアーも北は仙台から南は九州・大分まで全国を回るように
なっていったようです。やはり完成度の高さゆえでしょうか。
バンドという組織を長年維持するってのも難しい事かと思います。

ギターのJIMY氏とベース&キーボードのJohn-G氏は不動のようですが、
他のパートは、現在に至るまで交替も多かったようです。
しかし、それにつれてレベルも向上し、演奏にも磨きがかかっていったのではないでしょうか。